2011年8月アーカイブ

現代人の価値観をパラダイムシフトする「半農半X」な生き方

僕は昔、都会にあこがれて東京に出て、8年近く住んでいました。
大学4年間過ごし、会社員として働き、都会でしかできない仕事や遊びをたくさんやって、
それなりに満喫していましたが、今は田舎に引越し、
webの仕事をやりながら夫婦で畑をやっています。

25平方メートルの畑を借りて毎日野菜を育てていて、
自分達で食べる分は結構収穫できます。

スーパーで売っているものと比べると色や形は良くないかもしれませんが、
農薬や化成肥料を使っていないですし、なによりスーパーで買うものより美味しいです♪

無農薬野菜を購入するのも美味しいのですが、
採れたばかりの美味しさは、野菜を育てている人にしかわかりません。
採れたてをそのままかじるなんて、野菜がみずみずしくないとできませんからね^^
「地産地消」、「自産自消」というのが大切だと感じさせられます。

時には猿や鹿に出会うこともあったりして、自然の中で生きているんだということも学びます^^;
野生の鹿は、人間を見るとすぐ逃げます。

自然の中にいると、何もないようでいろいろな発見や経験することがあるんですよね。
そのせいか、畑をやり出してから都会にいる頃よりも心が豊かになった気がします。
昔、「自分は都会の方が向いている」と思っていたのが不思議なくらいです^^
将来的にはもう少し大きい、納屋付きの自分の畑を持ちたいと思っています^^

こんな風に畑をやるようになって、人はやっぱり自然に触れながら生活した方が良いのではないか?
と思うようになったのですが、そんな生活をさらにつきつめたことが書かれているのがこの本。

半農半Xという生き方です。

「半農半X」というのは、
「自分が食べる分の小さな農、小さな暮らしをしながら、個性を活かした仕事をしよう」
という考え方です。

「X」は、自分の好きな仕事、やりたい仕事に置き換えます。
僕の場合はweb関係の仕事をしていますので、半農半webですね^^

この本は、2003年に初版が出ているので新しい本ではありません。
著者の塩見直紀さんは、1995年ごろからそういう発想があったそうで、
2003年にはもう本にまとめてたのかと思うと驚きです^^

『半農半Xな生き方をする』ということは、
限界がきた大量消費社会に変わる次世代の生き方ではないか?と思っています。

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