2011年11月アーカイブ
幸せの国ブータンと日本の共通する点
以前にもブータンのことを書きましたが、11月20日までブータンのワンチュク国王夫妻が来日していましたね^^
国王の来日は、連日ニュースになっていましたし、素晴らしい演説や、
自国から僧侶を連れてお祈り、福島を訪問して相馬市民や子供達との交流など、
慈悲深い行動そして温かい言葉に感動したものです^^
17日の国会での演説の動画です(13分16秒)。
そして、テレビ朝日の「報道ステーション」で見たのですが、
相馬市の子供達にこんなことを言っていました。
「みなさん、竜を見たことがありますか?
私は見たことがあります。
私達一人一人の中に人格という竜が存在するのです。
竜は経験を食べて大きくなっていくのです。
みなさん、心の中にいる竜を鍛錬して強く大切に育てて下さい。」
特に被災された方は、他人がしていない、もの凄い経験をしているので、
竜が大きくなる可能性があるわけです。
興味深いことを聞いたなあと思ったのですが、被災地の人達にはもっと心に届いたでしょうね。
ワンチュク国王は、
「日本人とブータン人は説明のつかない何か共通的なものを持っている」
と言っていましたが、確かにありますね^^
そもそもブータンの人達はどういう価値観を持っているのか?というと、
例えばこんな感じです。
小さな流れでも電気を起こす、ゼンマイ式水力発電
2011年11月6日放送の「夢の扉+」で、「ゼンマイ式水力発電」というものが取り上げられていました。
開発しているのは、富山にある 東洋ゼンマイ株式会社 の社長、長谷川光一 さん。
まだ実験段階のようですが、非常に可能性を感じられます。
ゼンマイというのは、多くは商品の中に組み込まれていて
直接的に目にすることがないので、それが動力として役割を果たしていることは、
あまり意識しないかもしれません。
ゼンマイは、写真のように弾力性のある鋼鉄を渦巻状にしたもので、
それを伸ばして、元に戻る力を利用して動力を得るようにしたものです。
昔は家電でもその動力にゼンマイ仕掛けのものがよく使われていましたが、
最近は多くのものが動力を電気エネルギーを利用したコンピューター制御になっています。
それでもゼンマイはまだまだ身近にたくさんあります。
身近なものでは、掃除機のコード、電車の連結部分のドア、シートベルト、チョロQ、
オルゴール、メジャー、家電用タイマーといったところに使われています。
一番最初にゼンマイが使われたのは、江戸時代のカラクリ人形。
ひもを引っ張れば、そのひもが戻る間、一定の動きをするわけです。
今でも子供のおもちゃに、それに似たようなものがたくさんありますね^^
挙げれば他にもたくさんありますが、意外とあります。
東洋ゼンマイではさらに、ゼンマイ式音声ガイドというものを作って、
地域貢献に役立てていました^^
そんな風に、ローテクながらも昔からずっと使われ続けているゼンマイですが、
うまく利用すれば、小さな流れでも電気が起こせる水力発電にもなるんです!