2011年12月アーカイブ

政府やマスコミがあまり口にしない、遺伝子組換え食品の恐ろしさ

政府は、TPPに参加する方向で話を進めていますが、
個人的に懸念していることがあります。
それは、遺伝子組換食品がどんどん輸入されてくるのではないか?ということ。

ニュースでは、農業の保護の問題は取り上げられますが、
それは、日本の作物が売れなくなる可能性があるという問題として取り上げられ、
もっと踏み込んだ話、遺伝子組換食品に関してはあまり取り上げられませんね。

なぜこれをもっと大きく論じないのか?疑問に思います。

アメリカにに本籍を置くバイオテクノロジー関連の多国籍会社で、「モンサント」という会社があります。
この会社は、遺伝子組換作物の種子や苗、それと除草剤(ラウンドアップ)の販売で世界の市場を1人勝ちで支配しているといっても過言ではありません。
その他、枯れ葉剤、人工甘味料(アスパルテーム)、牛成長ホルモン、
PCB(ポリ塩化ビフェニール)など、数々の問題商品も製造・販売しています。

モンサントの企業目標は、

「世界中の農家がより健全な食料を生産出来るよう手助けし、
農業が環境に与える打撃を軽減することを目指すとしている」

となっています。
栽培に手間がかからず、収穫量も多い種子、として遺伝子組換作物を売り出しているわけです。
聞こえは良いのですが、安全性や環境に対する影響については多くの科学者が疑問を持っています。

「モンサント・ファイル」という、こんな本も出ています。

遺伝子組換の脅威を説いたこの本は、1999年に発売された「モンサント・ファイル」の全訳で、年代は古いですが、基本的にその脅威や危険さは今も変わっていません。
これ以外にも、遺伝子組換の恐ろしさを紹介した本はたくさんでています。

こちらの記事では、2011年の最悪の企業にモンサントが選ばれたことが紹介されています^^;

紹介サイト:モンサントに「2011年の最悪の企業」の烙印
原文(英語):Monsanto Declared Worst Company of 2011

モンサントはこのように、世界中で色々と問題が勃発しているのですが、
日本ではあまり報じられません。

それどころか、日本は遺伝子組換で作られた種(GM種)をどんどん承認しています。
こちらは、厚生労働省が、安全性審査の手続きを経て"安全"としたものの一覧です。

参考:厚生労働省:安全性審査の手続を経た遺伝子組換え食品及び添加物一覧

これを見ると2011年12月1日現在で、名目上"安全"とされるGM食品は168品種となっているわけですが、本当に安全と言えるのかどうかは疑問ですね。
本国アメリカでも、承認されたGM種子で問題が発生していますからね^^;

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