2012年3月アーカイブ

日本で地熱発電が進まない3つの理由

2012年2月14日に、環境省が地熱発電所の設置要件を緩和しました。
国立・国定公園の外から斜め掘りをして地熱を利用することを認める通知を出したんです。

日本は資源の少ない国と認識されていますが、
実はアメリカ、インドネシアに次ぐ地熱資源量 世界第3位というポテンシャルがあります。
それなのに地熱発電の設備容量は世界8位
日本の総電力量の0.3%しか賄っていません。

あくまで理論的な計算ですが、仮に日本の地熱資源をフルに使えたとしたらその年間発電量は3300万kwに達するそうで、東京電力の原子力発電の総量を上回るんです。
(資源量は調査でさらに増える可能性もあります)

しかし今のところ約53万KWしか使っていないのが現状です。
そして、1999年の八丈島地熱発電所が運転開始したのを最後に新設されていないんですね^^

非常に勿体ない状況が続いていたのですが、ここにきてようやく動きが見えてきました。

関西で巨大地震が発生した場合、津波被害はこれくらい想定されている

東日本大震災から1年が経ちます。
想定できなかった防災マニュアルは見直され、今後改善されていくと思いますし、関東の方では現状津波が来た場合どうなるのか、どういう危険があるのか、色々な角度から検証されています。

では、関西の方ではどうでしょうか?

実は、関西も東日本大震災のような地震の発生が危惧されている場所でもあります。
関西が一番危ない!と指摘する学者さんもいるんです!

その理由は、和歌山県沖およそ100kmの海域に、南海トラフという溝にあります。

南海トラフ 地震

南海トラフは、

  • 南海地震
  • 東南海地震
  • 東海地震

を起こす可能性が危惧されていて、この3つの地震が同時連鎖で起こる場合、
大規模な津波が関西を襲う可能性が考えられています。

3つが連鎖する地震はほぼ100年~150年おきに発生しており、近いもので1605年の慶長地震、1707年の宝永地震、1854年の安政地震が起きていますので、起こる可能性は十分考えられます。

周期を考えると、今起きてもおかしくない感じですよね。
そして30年以内の発生確率は、南海地震60%、東南海地震70%と言われています。
2003年の十勝沖地震は確率60%の時に発生したものですので、同レベルの確率のものを2つも持っているわけです。
一つが大きな地震を起こすと、東日本大震災のように、連鎖する可能性も高いそうです。

仮に関西で大地震が起き、最大規模の津波が襲った場合、どれくらいの被害が考えられるのでしょうか?

2012年3月8日の『関西人必見!!巨大地震・津波のホント?ウソ?」』という番組で、関西で最大級の地震が起きた場合はどうなるのか、ということが紹介されていました。

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