2013年3月アーカイブ

今まで難しかった異素材混合物も分離できる究極のリサイクル技術

普段ゴミに出している食品トレー。
リサイクルゴミとして出すと思います。

トレーは砕くとプラスチックの原料になり、それを成形して再びトレーになったり、公園のベンチになったり、建築資材になったりするんです^^

トレーのように回収しやすいものならまだ良いですが、リサイクルできるものなのに回収が難しいものってたくさんあるんです。

例えば光ファイバーのケーブル。
使えなくなったら燃えるゴミに捨てるか、燃えないゴミに捨てるか、迷いながらどちらかに捨ててしまいそうです^^;
でもこれは、鉄心を樹脂で包む形でできているので、それぞれに分離することさえできればリサイクルできます。

携帯電話やパソコンや家電に入っている基板も色々な素材が組み合わさってできているので、きちんと分離すればレアアースをはじめとする色々な素材を回収することができます。

ただ、その分離が困難なものもあるんですね^^;

そのような、今まで分別が困難とされてきた異素材混合物を、1台の機械で、一度の工程で簡単に素材に分別する粉砕機を開発したエムダイヤ®という会社が、2013年3月24日放送の「夢の扉+」で紹介されていました!

これを使えば、光ケーブル、園芸用イボ竹、廃タイヤ、紙管、ラジエータ、制御用電機部品、電線ケーブル、同軸ケーブル、木材パレット、電子基板などが素材に分離できるそうです!

災害時に気球を使って通信を迅速に復旧!ソフトバンクの新技術とは?

大災害の時に持っておきたいものの一つが携帯電話。
大切なライフラインですよね。
でも、東日本大震災の時には繋がりにくい状況が続きました。

大規模災害で基地局がダメージを受けると、当然ながら繋がらなくなります。
通信会社にとっては、いかに早く復旧させるか、ということは大事な要素ですよね。

特にソフトバンクは繋がりにくかったとを色々な所から聞いた記憶があります。
それもそのはず、これまで新規参入事業者だったので、災害対策はまだまだだったんです。

でも、そんなソフトバンクも震災を機にどんどん状況が変わってきています。

まだまだ普及中ですが、2012年7月からプラチナバンドの提供を開始してdocomoやauと電波の質(つながりやすさ)が並び始めましたし、災害時の設備も大幅に強化、そして被災エリアで迅速に使えるようになる気球無線中継システムを開発しているんです。

現在実証実験を行っていて、2013年3月末より全国10ヶ所で運用を開始するようです。

PM2.5の注意喚起、どうやって知らされる?

2013年2月27日、環境省は大気汚染の原因となっている微小粒子状物質「PM2・5」について、1日平均で国が定める環境基準値の2倍を超えると予測される日に、都道府県が住民に外出の自粛を呼びかける指針を決めました。

2009年に国が定めた環境基準値は、35μg/平方メートルですので、1日平均でその2倍の70μg/平方メートルが予測されたら注意喚起を呼び掛けようというわけです。

35μg/平方メートルというのは、「健康を守るために望ましい」とされている基準値です。
この数値は根拠があるようですが、2倍の70μg/平方メートルという数値はあくまで暫定指針で、どれぐらいで健康被害が出るのかはわかっていないようです。

そのような中、昨日の3月5日に熊本県、山口県、福岡市などで初めて暫定基準に沿った注意喚起がありました。

これから春になると、偏西風にのって大陸から黄砂も飛んできます。
PM2.5もたくさん飛んでくることが考えられますので、気をつけたいところです。

家庭から出る廃食油が日本を救う!

2013年3月3日放送の「夢の扉+」で、株式会社ユーズという廃油回収業社の社長、染谷ゆみ さんが出ていました。
染谷さんはアメリカTIME誌で、世界の「環境の英雄30人」の1人として紙面を飾ったこともある人なんです。

本も出しています^^

本のタイトルからわかると思いますが、染谷さんは使い終わった天ぷら油などの、家庭から出た廃食油を集めて再資源化、エネルギー利用しようと取り組んでおられる方です。

普通、家庭用の天ぷら油は使った後、

  • 凝固材で固める
  • 新聞紙などに吸わせる

などの処理をして、そのまま燃えるゴミに出すのではないでしょうか?

実は、業務用の油は回収が義務付けられているのに対し、家庭から出る油には回収義務がないんです。
なので、、そのようにして捨てざるを得ないんですね。
生活排水として流すと水質汚染に繋がりますから、燃えるゴミとして出すしかありません。

でも使用済みの天ぷら油は軽油に置き換えることができるんです。
使用済み油の回収先が早く身近にできると良いですね^^

今回は、染谷さんの活動や、廃食油や軽油のことなどを書こうと思います。

大気汚染を克服した神奈川県川崎市の取り組み

大気汚染

中国の微小粒子状物質(PM2.5)による環境汚染のニュースが毎日流れるようになりましたね。
PM2.5に関しては、環境省のページで詳しく説明されています。

微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報 | 環境省

そろそろ花粉のシーズンですが、PM2.5が花粉と結びつくとさらに悪質になるとも言われています。

より花粉症が深刻になったり、今発症していない人でも発症する可能性があるそうです。
しかも、花粉は口や鼻でとどまりますが、PM2.5は花粉よりもずっと小さいので、気管支にまで到達して気管支炎を引き起こす可能性があるとのこと。

中国の大気汚染はそれほどひどい状況なのですが、日本もかつて同じくらいひどい大気汚染に見舞われていました。
そしてそれを劇的に改善させた経験があるので、中国側も視察に来ているようです。

原発再稼働の前に、核のゴミはどうするの?

"脱原発"か"原発推進"かという議論は、福島第一原発と同じような事故にならないかどうか、原発施設自体の安全面からの議論になることが多いと思います。

では、仮に安全性が格段に上がったとして、どんな地震にも耐えられることが証明されたとしたら、それで再開しても良いのでしょうか?

原子力規制委員会は、原発の安全性を審査する新しい基準を作り、電力会社は再稼働に向けて申請したりしていますが、僕は、安全面だけが確認できれば良いとは思っていません。
核のゴミをどうするのかが決まっていないのが一番の問題だと思っています。

原発を使い続けると核のゴミが増え続けるのですが、日本では、核のゴミをどう扱うのか、それがフラついている状態なんです^^;

この辺、目新しい話ではないのですが、まだまだ知らない人も多いと思うので、核のゴミって何なのか、説明します。

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