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日本人の健康を取り戻す、若杉おばあちゃんの料理教室

京都の綾部で行われている、若杉おばあちゃんの野草料理教室に行ってきました。

若杉おばあちゃんは、日本で古くから伝わる食養の教えを伝えていて、
カロリー栄養学に基づいた日本人の食のあり方に警鐘をならしている方です。

今の日本人の食事は、水耕栽培で作られた野菜や、加工食品、輸入食品などばかりになって、
そんな間違った食生活が病気やアレルギー、体調不良などを起こしており、
それを治すには、食べ物を変え、血とからだを作り変えていくことが大切だと説いています。

(書籍もありますので、後で紹介します)

おばあちゃんは2011年現在で74歳。
最近はこれくらいの年齢で元気な人も増えたので驚きはありませんが、凄いのは、
補聴器いらず眼鏡いらず(新聞も読める)、おまけにスクワットも70回くらいはできるということです。

実際にお会いしてお話ししてみると、確かに元気で、頭の回転が早い!
質問すると、なぜこれが良くて、なぜこれは良くないのか、古いものに縛られるような単なる感情論ではなく、きちんとした理由や事例に基づいて説明してくれます。

動きもまるで40代くらいのようにテキパキとしていました。

そして、記憶力もバッチリ!
今回の野草料理教室に行く1ヶ月ほど前に、滋賀県で2日間行われた、
「若杉おばあちゃんの心と体が元気になるお話会」にも参加したのですが、
その時に100人以上の人がいたにもかかわらず、僕を覚えてくれていたんですね^^

おばあちゃんの料理教室は毎回予約が必要なほどいっぱいらしく、今回は68名も参加。

お話会でも、今回の料理教室でも、おばあちゃんの周りにに質問したい方がたくさん集まるほど、人気のおばあちゃんです^^
九州や関東から参加する人も珍しくないんですね。

現代人の価値観をパラダイムシフトする「半農半X」な生き方

僕は昔、都会にあこがれて東京に出て、8年近く住んでいました。
大学4年間過ごし、会社員として働き、都会でしかできない仕事や遊びをたくさんやって、
それなりに満喫していましたが、今は田舎に引越し、
webの仕事をやりながら夫婦で畑をやっています。

25平方メートルの畑を借りて毎日野菜を育てていて、
自分達で食べる分は結構収穫できます。

スーパーで売っているものと比べると色や形は良くないかもしれませんが、
農薬や化成肥料を使っていないですし、なによりスーパーで買うものより美味しいです♪

無農薬野菜を購入するのも美味しいのですが、
採れたばかりの美味しさは、野菜を育てている人にしかわかりません。
採れたてをそのままかじるなんて、野菜がみずみずしくないとできませんからね^^
「地産地消」、「自産自消」というのが大切だと感じさせられます。

時には猿や鹿に出会うこともあったりして、自然の中で生きているんだということも学びます^^;
野生の鹿は、人間を見るとすぐ逃げます。

自然の中にいると、何もないようでいろいろな発見や経験することがあるんですよね。
そのせいか、畑をやり出してから都会にいる頃よりも心が豊かになった気がします。
昔、「自分は都会の方が向いている」と思っていたのが不思議なくらいです^^
将来的にはもう少し大きい、納屋付きの自分の畑を持ちたいと思っています^^

こんな風に畑をやるようになって、人はやっぱり自然に触れながら生活した方が良いのではないか?
と思うようになったのですが、そんな生活をさらにつきつめたことが書かれているのがこの本。

半農半Xという生き方です。

「半農半X」というのは、
「自分が食べる分の小さな農、小さな暮らしをしながら、個性を活かした仕事をしよう」
という考え方です。

「X」は、自分の好きな仕事、やりたい仕事に置き換えます。
僕の場合はweb関係の仕事をしていますので、半農半webですね^^

この本は、2003年に初版が出ているので新しい本ではありません。
著者の塩見直紀さんは、1995年ごろからそういう発想があったそうで、
2003年にはもう本にまとめてたのかと思うと驚きです^^

『半農半Xな生き方をする』ということは、
限界がきた大量消費社会に変わる次世代の生き方ではないか?と思っています。

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