家庭での待機電力が大きい機器 TOP5

2011年1月21日

"待機電力"って、電気代を節約するなら重要なポイントになってきますよね。

待機電力というのは、テレビの主電源を切っていない状態とか、
HDDレコーダー等の、モニターが表示された状態だと思う方もいるかもしれませんが、
それだけではありません。

たとえスイッチを入れなくても、コンセントにつないでおくだけで
バイアス電流が流れて電力が消費されているものもありますので、
使っていなくても、コンセントにつないでいるだけで電力を消費するものというのが、
待機電力の正確な定義です。

最近の電気機器を考えると、家庭の電力消費のうち6.0%は待機電力なんだそうです。
金額にすると、年間約6,420円分(税込)!
結構ばかになりませんよね^^

では、どのようなものが待機電力が高いのでしょうか?

家庭内の待機電力が大きい機器

財団法人 省エネルギーセンターによると、以下がTOP5になったそうです。

  1. ガス温水機(年間約1,270円)
  2. エアコン(年間約570円)
  3. 電話機(年間約560円)
  4. HDD・DVDレコーダー(年間約420円)
  5. 温水洗浄便座(年間約330円)

(平成20年度(財)省エネルギーセンター調べ)

最も待機電力が大きいのは、ガス温水器という結果でした。
ガス温水器の何が電力を使っているのか?というと、
実は液晶パネルなんですね。
付けっぱなしだと、年間で約1,270円も使うんだそうです。

液晶パネルはバックライトが必要で、
液晶を動かす電力以外に、バックライトを動かす電力が必要です。
2か所でエネルギーが必要なので、大きな電力を生んでいるわけですね。

つけっぱなしのクセがついている人は、使う時だけつけるように気をつけた方が良いですね。

次に2位のエアコンですが、これは、
リモコンの電波を受信しようと待機しているためなんだそうです。
3位、4位も同じような理由ですね。

これらの対策は、長時間使わない時はプラグを抜くことです。

次に5位の温水洗浄便座ですが、
こちらは常に熱を発生させているためです。

設定した温度と外気との温度差があるほど電力を使います。
なので、使わない時は主電源をオフにしておくことや、
便座カバーをする、フタをしめる
ということが対策になります。

待機電力を減らせる家電は?

ちなみに、「待機電力」と言えばTVの主電源を思い浮かべる方も多いと思いますが、
確かにブラウン管テレビの場合は待機電力が大きいのですが、
最近の液晶テレビの場合は、消費電力が少なくなっています。
主電源をつけっぱなしでも年間20〜30円くらいにしかなりません。

※2011年7月13日追記:メーカーや機種、環境など、条件によっては待機電力が大きくなるケースもあるようです。
参考:液晶TVの待機電力、従来のものより大きい?少ない?

とはいえ、主電源は切った方が、少しでも節約になるのは間違いありませんね^^
なので、待機電力を減らすために気を付けるなら

  • モニターを表示させるもの
  • リモコンの指示待ち状態のもの
  • 長時間使わないのにコンセントにプラグをさしているもの(特にACアダプター)

に注目すると良いでしょう。

ドライヤーのように、コンセントにプラグをさしていても待機電力が発生しないものもありますが、
使わないものはコンセントからプラグを外しておくとよいでしょう。
それが出来ないものなら、せめて主電源を切ると良いですね^^

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コメント(2)

はじめまして。
「テレビ 待機電力」で検索してやってきました。

「家庭での待機電力が大きい機器 TOP5」は参考になりました。
ありがとうございます。

ただ、エアコンの待機電力が大きい理由に「リモコンの電波を受信しようと待機しているため」とありますが、それは最近のTVも同じではないでしょうか。

エアコンの待機時に、なにかしているのが原因だと思うのですが・・・。



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