2011年夏、冬の電力需要は要注意

2011年3月21日

今、関東が計画停電や買い占め問題によって大パニックになっています。
関東電力の電気を使っている地域では、節電を頑張っている方々がたくさんいます。
(ちなみに西日本での節電努力は仕組み上、
被災地に電力を補ったり、関東での電力不足にはなんら影響は与えません)

その成果もあって、計画停電が回避できる場合もありましたが、
停電の実施は既に行われているんですね。

しかし、停電も今頑張れば良いというものではありません。
夏場のピーク時、さらには今年の冬にも計画停電をしなければいけないという話も出ています。
さらには今年だけでなく、2年間は行う可能性も言われています。

夏場・冬場ののピーク時は電力不足に?

需要供給予想

上の図は、東電とBNPパリバ証券が出典している
電力需給の予想です。

白い線は今後の予想供給。
復興するにつれて電力供給量は増えますが、
今年供給可能な予想最大値は4,700万kwなんだそうです。

しかし、図を見ればわかるように、まず最初に7月、8月に危機を迎えそうです。
予想最大需要が5,700万kwと想定されていて、
東電は、夏場の計画停電は避けられないと会見しているんですね。

7月、8月は冷房を使う機会が増えますし、
特に甲子園の時間帯に需要量が増えることを問題にし、
甲子園の中止や延期を促している専門家もいるくらいです。

甲子園球場は西日本ですが、場所の問題だけにはとどまらないようです。
プロと違って高校球児たちは一生に一度の機会なので、
なんとかやらせてあげたいですね^^;

冬場は暖房器具です。
夏場に比べて上回る需要量は少ないですが、
それでも停電すると同じなので、節電は考えなければいけません。

ちなみにこの動きは、東京電力だけでなく、九州電力でも起きています。
今、玄海原発の2号機、3号機は定期検査で運転を停止しているのですが、
運転再開には地元の理解を得にくいと考えているようです。

東電の努力だけでは追いつかない供給


Power plant / contri

需要に合わせて発電所を増やすことは不可能なのでしょうか?
残念ながらそう簡単にはいかないようです。

電力業界は10年、20年のスパンで物事を考えるので、
新たにに火力発電所を作ろうと思うと10年はかかります。
これほど短期間に発電所を増設する方法は限定的なんです。

電力会社は今後、停止していた火力発電所を再開したり、
ガスタービン発電所を臨時で設置するなどをして、
比較的すぐにできる方法で、急激な電力需要の増加に対応しようとしていますが、
ガスタービン発電所ですら、普通に作るのではとても間に合いわないんです。

使わなくなった既存の発電所にガスタービンを入れることで対応するわけですね。
しかし、完全に置き換えられるわけではなく、
置き換えられる設備がどの程度あるかどうかにかかっているようですので、
数は限定されてしまいます。

なので、節電や停電は長期的になることが予想つきます。

早めに節電対策の準備を

今も節電や計画停電の対応で大変ですが、
長期的に節電する必要があるのであれば、
それなりの準備はもう始めた方が良いでしょう。

一人一人が節電するのが効果的ですし、
より負担の少ない節電の仕方にシフトしていかなければ、
長期戦になると精神的にも参ってしまいますからね。

【待機電力を減らそう】

まずは、節電意識が高まっている中、ご存知のことも多いと思いますが、
まずは今すぐできることは実行しておきましょう。

参考:すぐにでもできる!計画節電に備えて少しでも節電する方法

もちろん、使わない部屋での電気のつけっぱなしなども厳禁ですよ。

【電球をLEDに】

そして次に、電球の取り換えです。
白熱電球はLED電球に取り換えましょう。
電球自体は白熱電球より高いですが、長期的にみると
電気代を安くしてくれますので、非常にエコです。
電気代が安いということは、それだけ消費電力も少ないということですからね。
白熱電球の20分の1の電力で済むんですよ。

参考:LED電球はなぜ白熱電球よりもエコか?

LEDはアマゾン楽天でも多数販売されています。

もしかしたら今は注文が殺到して買いにくいかもしれませんが、
なるべく早く注文しておいた方が良いでしょうね。

【太陽光発電+蓄電池を設置する】

太陽光発電は値段も高いためになかなか設置できるものではありません。
しかし、太陽光発電のおかげで助かっている方も実際にいます。

ただ、そのまま放っておいても使えるのか?というと、そうではありません。
使用するためには、家のブレーカーをオフにし、パワコンに付属したコンセントに直接、電化製品の電源コードを差し込む必要があります。

これは、太陽光発電で使っている発電装置(パワコン)が、
電力会社から送られてくる電気で制御されているからです。

計画停電時の使い方は限定的ではありますが、
計画停電の時だけでなく、今後の20年は使えますので、
経済的に余力のある人は設置しておくとよいですね。

価格.com 太陽光発電一括見積もりサービス

また、住宅ローンを乗り換えることで、現金での支払いなし(実質0円)で導入できる方法もあるようです。
一定の条件があったり、詳しくはわかりませんが、そういう方法があることを知っておくと後で役立つかもしれませんね。

今後はエネルギーバランスを考える時期に

今後は福島第一原発を再開させるどころか、新たに原発を作るのは難しくなるでしょう。
今回の原発の事故を見て、原発の怖さは、ほとんどの人は身に染みたと思います。

事故以前から現在の原発よりも小型でさらに安全な原子炉も開発されているそうですが、使うこと自体難しいでしょうね。

しかし、今まで原発に頼ってきたという事実もあって、
原発に代わるほど大きな電力をまかなえる新エネルギーもありません。
太陽光発電を各家庭に備えるのも莫大な費用がかかりますし、
スマートグリッドが構築されるのもまだ10年は先でしょう。

まさに今、エネルギーバランスを考えなければいけない時期にきていますね。

新エネルギーの開発を待つだけでなく、今後私達の生活の中でも、
電気の使い方についてもっと真剣に考えていかなければなりません。
特に、1日のピーク時の電力使用には気をつけたいですね。

本当に必要なのは「ピーク時」の節電 | 勝間和代公式ブログ

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