夏の計画停電に向けて備えておきたいもの
2011年4月14日
東京電力圏内の方、夏の計画停電の準備をしていますか?
計画停電はもう終わったわけではありません。
今は過ごしやすい季節になって、暖房の需要が減ってきたので、
電力消費が少なくなっているだけです。
夏は今以上に計画停電が必要になってきます。
夏の計画停電の準備は、その時になって始めたのでは間に合わない可能性があります。
既に今、節電グッズは品切れ状態が続出していますので、
必要と思ったら今からでも予約しておいた方が良いでしょう。
夏に電力を消費するものトップ3
家庭の電力消費量は40年で2.5倍増えています。
そして、電力使用量全体の3割強が家庭の電力で占めています。
各家庭での節電って、かなり大きな意味を持っているということですね。
資源エネルギー庁によると、家庭で電力を消費するものは
- エアコン・・・25.2%
- 冷蔵庫・・・16.1%
- 照明器具・・・16.1%
となっていました。
この辺を補うための対策が節電のポイントとなりますね。
照明は無駄な電飾を避け、LEDに変えることでかなり変わると思いますが、
やはり冷房が一番の問題でしょう。
冷蔵庫も深刻な悩みになりそうです。
冷蔵庫やエアコンは、停電には対応できていませんが、
節電に対しては最新のものほどかなり進化してきています。
メーカーや商品にもよりますが、例えば冷蔵庫の場合、
パナソニックの「ECO navi」は、5年前のモデルのものと比べて
最新のものは消費電力は5割ほどダウンしています。
また、ドアのパッキンまわりの形状も、
より熱を外に逃がさないような設計になっています。
このような冷蔵庫なら、停電しても扉を開かなければ、
数時間は保冷効果が持続します。
クーラーボックスも要らないでしょう。
むやみに最新のものを買うのは環境破壊に繋がりますが、
古いものを使っている方は買い替えした方が、
節電の面でも効果を発揮することは間違いないですね。
節電の夏を迎える前に買っておきたいもの
マクロミルが、「節電を前に買っておきたいモノ」を
合計1,000人にインターネット調査したそうです。
その順位を紹介します。
1位:保冷剤
冷蔵庫は買い替えられればその方が良いのですが、
やはり高い買い物ですし、皆ができることではありません。
そこでもうすでに人気になっているのが保冷剤です。
クーラーボックスとセットで購入する方が多いようです。
個人的にはロゴス(LOGOS) のクーラーボックスが好きですね^^
上のタイプだと容量12Lなのですが、
使っていない時はコンパクトに折りたたむこともできますし、
一般の保冷剤も使えます。
アイスクリームなら12時間保存できます。
あと、夜勤の方にお勧めしたいのは、ひんやりジェルマットや、
クールパッドなどの就寝時の安眠を助けるグッズです。
夜勤の方は昼間寝ると思いますが、昼間の冷房がピーク電力を圧迫します。
クーラーに頼らずに寝るためにも必需品ですね。
2位:扇風機・サーキュレーター
扇風機は省エネタイプなものも人気ですが、
今は充電式や乾電池が使えるタイプのものが人気です。
上の図は充電式のサーキュレーターでライトやラジオまで付いているのですが、
人気のために予約待ちだそうです。
待っているとなくなる可能性大ですので、欲しい方は予約しておいた方がよさそうですね。
夏場はクーラーをつけないと我慢できない方は、扇風機やサーキュレーターは必須です。
クーラーの温度を上げて、扇風機でサーキュレーターで空気を循環させた方が電力の使用量は少なくすみますからね。
特にオフィスでの使用は、扇風機よりもサーキュレーターの方が良いでしょう。
3位:乾電池
停電時は電池を使う頻度は高そうですね。
しかし、使い捨ての乾電池だとゴミを多く輩出しますので、
これを機にエネループやエボルタのような、繰り返し長く使えるものの方がよいですね。
また、単三電池から単一電池に変換するものもあります。
こういうのもあると、いざという時に便利ですね。
また、滅多に使わないと思いますが、単三から単二に変換するものもあります。
4位:うちわ
停電だけでなく、電池の充電もない場合、うちわは重宝します。
家や職場に一つずつ、携帯用に小さい物を一つ用意しても良いですね^^
5位:懐中電灯
夏は夕方も明るいので、ピーク時に暗くなることは少なくなると思うのですが、
それでもゼロとは言えないので、いざという時に懐中電灯は用意しておきたいもの。
上の商品は、通常の充電に加えて、手動での充電もできるFMラジオ付きの懐中電灯です。
1分ハンドルを回せば、10分間の点灯が可能です。
「手動で」というのは、いざという時に役に立ちますね^^
6位:すだれ
すだれは、部屋の温度を上げない有効な方法です。
以前、すだれをした時とカーテンをした時の違いについて書いていますので、
そちらを参考にして下さい。
7位:LED電球
LED電球は、節電だけにとどまりません。
暑さ対策にも繋がります。
白熱電球は仕組み上、熱を生みだしますが、
LED電球は熱くありません。
照明自体の節電もしながら、エアコンの節電対策、そして暑さ対策にもつながりますね。
8位:ガーデンライト・ランタン
最近はランタンもLEDになってきています。
上の商品もLED式で、しかもソーラー充電、手回し充電も可能です。
人気なので入荷してもすぐ売り切れてしまうのですが、
予約してでも買っておきたい商品ですね。
9位:ろうそく
ランタンや懐中電灯があればあまり必要ないかもしれませんが、
ろうそくも人気があるようです。
ただ、震源地の近くでのキャンドルナイトは危険ですので、
倒れないように気をつけたいですね。
10位:エコラジオ
こちらは乾電池の使用が可能で、手動でも充電できるラジオです。
LEDライトやサイレン、携帯充電の機能も付いています。
商品として非常に人気のあるラジオですね。
また、同じシリーズに、地震を感知すると
光と音でラジオの場所を知らせてくれる「地震感知 充電たまご」というのもあります。
サイズは11.8×6.2×7.8cmで小さく、重さも約0.3kgなので、
通勤のかばんに入れておいてもよいかもしれません。
今は品切れ状態ですが、今増産していて、連休明けから売りだされるそうです。
以上、マクロミルの調査に基づいた商品を紹介しました。
色々な商品を見ましたが、多機能なものや手回し充電ができるものなどは、
今でも品切れしているものが多いです。
なかなか手に入りにくいですが、需要がピークを迎える7月まではまだ2カ月ありますし、暑くなり出した頃に買いに動き出す人が増えますので、出来るだけ今のうちに購入か、予約できるものは予約しておいた方がよいですね。
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