打ち水 の 効果

2008年8月18日

打ち水 は日本で昔から行われている伝統的な風習です。
打ち水には、外のほこりを抑える効果がありますが、夏場は 涼気 を取るのに非常に有効な手段なんです。
今、日本で始まった 打ち水 が、世界に知れ渡り、多くの国で実践されています。

日本でも「 打ち水大作戦 」というプロジェクトが立ち上がり、 エコ 活動に貢献しています。
特にアスファルトの多い都会では ヒートアイランド対策 にも効果を上げる方法ですね^^

なぜ 打ち水 をすると涼しくなるのかというと、水が大気中に熱を逃がす、いわゆる気化熱によって涼しくなるんです。
かける場所はどこでもよいんです。日向、日陰、壁、ベランダでもOKです。
風邪通しのよいところほど、広範囲ほど効果有りですね。
2℃くらいは涼しくなりますよ^^

しかし、 エコ に行うことを考えると、 打ち水 にも気をつけなければならない点があります。

その、気をつけなければならない点というのは、水道水を使わないことです。

水道から出る水もエネルギーを使って運ばれてきます。
蛇口をひねるだけでも電気エネルギーが働いているんです。
大勢の人がそのように使うとエネルギーを使うし、せっかくダムに貯めたものも減ってしまいますね。
ダムは多くの犠牲を払って作っています。
人間が作ったアスファルトでヒートアイランド現象をおこし、
それを抑えるために水道水を使うのはおかしいですよね?自然に対してあまりに身勝手です。
水不足にもなっちゃいます。

なので、再利用水を使いましょう。
再利用水というのは、お風呂の水、雨水、洗濯機の水、米のとぎ汁、製氷機の期限切れの氷などです。
これらは使ったら全て捨てますよね?捨てるなら打ち水に使いましょう。

特に米のとぎ汁は、排水口に流すと水質汚染の原因になりますが、栄養が含まれていますので、庭や花壇に巻くと、水質汚染を防ぎ、涼しくなり、植物に栄養を与えるので一石三鳥ですね^^

打ち水大作戦は毎年行われており、日本全国をはじめ、海外でも行われるほどかなり大規模なイベントになっています。
ぜひ参加してみましょう。

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