あなたが買う魚には、海のエコラベルは付いていますか?

2012年12月14日

パッケージや売り場の看板に貼られているこういうラベル、見たことありますか?

これ、『海のエコラベル』という名前がついています。
チェックマークが魚の形の一部になった、オシャレなマークですね^^

このラベル、見たことはあるけど、何のマークか知らない人が多いと思います。
今はまだ認知度が低いんですね^^;
なので、ぜひ広まってほしいので紹介します。

このマークが貼られている魚や貝、エビなどの水産物は、
乱獲を防ぎ、持続可能な漁法で獲ったことの認証を受けているのです。

ヨーロッパが発祥で、アメリカやオーストラリアにも広がっている認証制度で、制度を設立したのは海洋管理協議会(MSC--Marine Stewardship Council)
責任ある漁業を推奨する独立した非営利団体です。

乱獲を防ぐ持続可能な漁法

何も考えずに魚を獲るたいだけ獲っていたら、いつかは絶滅してしまいます。
その影響は、1種類の魚が絶滅するだけにとどまりません。
生態系も崩してしまいます。
持続的に魚を捕り続けるには、魚が自然に繁殖するスピードを考えて、漁獲量を調整しなければなりません。

MSCでは、そのように持続可能な漁獲と認定するための審査基準を設けています。

では、乱獲を防ぐ持続可能な漁法って、どのような漁法でしょうか?

例えば、網目が4、5cmの比較的大きな穴があいている網目を使ってエビを獲る、という漁法があります。
普通なら網目が細かいものを使って、小さなエビも獲るのですが、わざと網目を大きくすることで、小さなエビは海に帰るようにしています。
このような方法と合わせ、船の大きさを制限したり、漁獲量そのものを制限したりします。

また、漁獲状況や生息状況を年に2回調査し、生体管理も行う必要がありますし、そのようにして審査で「持続可能」と判断されれば、漁業認証が受けられます。

実際はもっと厳しい審査が入りますが、そのようにして漁業認証を受けことができます。

MSCの原則と審査基準はこちらで分かりやすく書かれています。
MSC漁業認証取得に関心のある漁業関係の方へ | WWFの活動

しかし、これだけではまだ「海のエコラベル」が貰えるわけではありません。
流通や加工の過程でも認証が必要です。

せっかく漁業認証を受けた水産物が、流通や加工の過程でそうでないものと混ざってしまっては意味がありません。
きちんと漁業認証を受けた水産物を使ったものだけが「海のエコラベル」を貼ることができ、店頭に並びます。
そのためには、流通・加工業の方も、CoC認証というMSCの認証を受ける必要があります。

MSC認証水産物の取り扱いに関心のある流通企業の方へ | WWFの活動

そして、二つの基準を満たした水産物が、店頭で「海のエコラベル」を貼ることができるのです。

「海のエコラベル」を使用するには、価格の5%ほどコストがかかるそうですが、ラベルが貼られているものを選べば環境のことを考えて漁業をしている漁師さんを応援することができます。


ヨーロッパでは、マクドナルドが海のエコラベルの認証制度を受けた魚を材料として使用しているそうですし、アメリカでは、
ウォルマートが海のエコラベル付きの水産物のみを扱っているのだそうです。

日本では、2006年からイオンで海のエコラベル付きの商品を30種類ほど販売しています。
まだまだ認知度が低いですが今後は増えていくと思いますし、選ぶならこのマークが付いた商品を選びたいですね。

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