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PM2.5の注意喚起、どうやって知らされる?

2013年3月 6日

2013年2月27日、環境省は大気汚染の原因となっている微小粒子状物質「PM2・5」について、1日平均で国が定める環境基準値の2倍を超えると予測される日に、都道府県が住民に外出の自粛を呼びかける指針を決めました。

2009年に国が定めた環境基準値は、35μg/㎥ですので、1日平均でその2倍の70μg/㎥が予測されたら注意喚起を呼び掛けようというわけです。

35μg/㎥というのは、「健康を守るために望ましい」とされている基準値です。
この数値は根拠があるようですが、2倍の70μg/㎥という数値はあくまで暫定指針で、どれぐらいで健康被害が出るのかはわかっていないようです。

そのような中、昨日の3月5日に熊本県、山口県、福岡市などで初めて暫定基準に沿った注意喚起がありました。

これから春になると、偏西風にのって大陸から黄砂も飛んできます。
PM2.5もたくさん飛んでくることが考えられますので、気をつけたいところです。

注意喚起はどのようにおこなわれる?

PM2.5は県や市が観測して速報値を公表します。

そして1日平均70μg/㎥を超えると予測される場合には都道府県が呼びかけることになっています。

基本的に各都道府県の公式サイトで公表されるのですが、情報がわかりやすい自治体もあれば、どこにあるのかわからない自治体もあります><

でも、環境省のサイトから各地方自治体の速報値にリンクが張られていますので、お住まいの地域、職場のある地域の状況を確認してみてください。

各都道府県の速報値へのリンク情報⇒微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報 | 環境省

こちらからひとまず各地の状況は知ることができます。

大気汚染物質広域監視システムそらまめ君の方も情報を提供しているのですが、常に繋がりにくい状態になっているので、環境省のサイトから見た方が良いと思います。

その他、twitterやfacebook、メール配信サービスなどを利用している自治体もあります。

東京では、東京都環境局がtwitterやfacebookでも都全体の前日の1日平均値を発信しています。

twitterアカウント⇒https://twitter.com/tochokankyo
facebookアカウント⇒https://www.facebook.com/kankyo.metro.tokyo.jp

それに対してリアルタイム情報は環境省のサイトのリンクで得られます。

大阪府では、登録制の防災情報メール配信も行っています。

おおさか防災ネット

PM2.5だけでなく、地震、津波、台風、警報・注意報、土砂災害情報、光化学スモッグなどのお知らせを受け取ることができ、どの内容を受信するか細かく設定することができます。

その他、TVやラジオなどの報道関係、町内の関係各課から学校などへの連絡、防災無線、といった方法を使うところもありますので、その辺は自治体で確認してみて下さい。

注意喚起があった場合、どうすればよいか?

注意喚起があった場合、

  • 不要不急な外出を控える
  • 屋外での長時間の激しい運動を減らす
  • 外出時にはマスクの適切な着用を行う
  • 室内の換気は必要最小限にする
  • 洗濯ものを室内に干す

といったことが有効と言われています。

PM2.5は気管支にまで達しますし、さらにPM1.0という細かい粒子になることもあって、肺の奥の肺胞にまで達するそうですので、軽視してはいけませんね。
呼吸器系の疾患のある方、高齢者や子供はより慎重な行動をとるようにした方がよいと思います。


観測地点の一つ、熊本県の益城町は普段は空気が綺麗なところらしいですが、昨日は夜中でも60μg/㎥を超える値が続き、9時の観測時点で70μg/㎥を超え、注意喚起されました。

そして最大となったのは10時の84μg/㎥。
その後12時以降は収まっています。

暫定基準を超えたのは一時的ではありますが、環境基準を超える高い値は続いていたようです。

ちなみに春節の時は中国で爆竹を鳴らしていましたが、その時は512μm/㎥だったそうです^^;
日本の環境基準の14.6倍です。
どれだけ酷いかがわかりますね^^;

これからの季節、マスクは用意しておいた方が良さそうです。

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