緑化推進の最近のブログ記事

納豆樹脂が砂漠を緑化する

前回、バラフという野菜で、塩害による砂漠化を食い止めようという、佐賀大学の研究を紹介しました。

参照:バラフで砂漠化防止対策

今回は九州大学大学院の 原敏夫 准教授による、
砂漠化してしまった場所を緑化する研究を紹介します。
WBS(ワールドビジネスサテライト)で紹介されていたものなのですが、
その研究というのは、納豆樹脂の研究です。
納豆樹脂を使えば、砂漠の少ない降水量でも水分を蓄えられるかもしれません^^

銀座で屋上菜園ブーム中

はなまるマーケット の「教えて!チエコ先生」で、 屋上菜園 が紹介されていました。
今、銀座で 屋上菜園 ブームになっています。
屋上菜園 というのは、屋上緑化がさらに進化した形。
ただの緑化ではなく、菜園にすることで農作物を収穫しているんです。

この 屋上菜園 ブームの先駆けとなったのが、松屋銀座から始まった、 銀座グリーンプロジェクト 。
銀座グリーンプロジェクト は以前にも紹介しましたが、銀座で働く有志があつまり、自社ビルの屋上で菜園を作り、収穫することを目的としています。

以前の記事では銀座に本社がある酒造メーカー「白鶴」で、屋上でお米を栽培しているのを紹介しました。
昨年オープンしたファッションビル、「マロニエゲート」では、木いちごやブルーベリー、旬の秋ナスが栽培されており、フェンスにはゴーヤーが栽培されています。
そして、これからの季節に最適なキャベツや白菜の苗植えも始まっています。

収穫の時には、銀座の一流シェフが料理する収穫祭も開かれるんです!
都会のど真ん中で収穫祭って、今まででは考えつかないですね^^

銀座グリーンプロジェクト

「 素敵な宇宙船地球号 」で、銀座グリーンプロジェクト が紹介されていました。
これは、 銀座でミツバチを飼い、蜂蜜をとろうというプロジェクトで、 屋上緑化 を行っています。

屋上緑化 をするには土の重さが重要なんです。
建築基準法では、耐荷重が決めれれており、地震荷重60㎏/㎡以上、大梁荷重130㎏/㎡以上、床荷重180㎏/㎡以上と決められています。
なので、使う土もその範囲内で使わなければなりません。

屋上緑化 の達人、 眞崎建次 さんは、「 ルーフソイル 」という土を使う方法を提案していました。
ルーフソイル は通常の土よりも軽く、栄養かもあるため、10cm程度で野菜などを育てることが可能なんだそうです。

社会貢献 の贈り物「 エコロギフト 」

緑化運動 というのは、いろいろなやり方があります。
例えば、 植樹活動 をしている団体に入って一緒に活動したり、そのような団体に募金したり、
家で ガーデニング をしたり、 エコツアー に参加したり、 屋上緑化 をしたり等、出来ることはたくさんあります。

そしてもう一つ新しい形の 緑化活動 があります。
それが「 エコロギフト 」というものです。

砂漠化はどれくらいの割合で広がっている?

砂漠化 ってどれくらい進行しているかわかりますか?
実は1秒ごとにサッカー場の大きさの緑が消えているんです!

現在の大きな砂漠地帯はアフリカや中央アジアにあり、だんだんと広がってきています。
日本にも黄砂が飛んできますよね?
これはゴビ砂漠から中国の黄土高原に飛んできたものが日本にも飛んできていると思われます。

放牧のしすぎや、耕作による土地の疲労、薪炭材の採取による森林の消失が砂漠化を進めているので、自然に止まることはありません。
温暖化の影響もありますが、結局は人間が何かを行った結果、起こっている症状なのです。

自然に止まることがないということは、植林活動を行っていかないといけないということです。

中国 黄土高原 の現状 その2

中国の 黄土高原 の問題ですが、 中国政府 と 地方自治体 の間で考え方に温度差があると前回の記事で書きました。

前回の記事を読んでいない人はこちら⇒中国 黄土高原 の現状

それはどういうことかというとまず、中国政府は11歳以上の国民に年間3〜5本の木を植えることを1981年に義務付けています。
華北、東北、西北の4500キロにわたって防護林を作るという考えなのです。

もちろんその中には 高度高原 も含まれています。
黄土高原 付近に住む住人は、なんとか土壌の状態の悪い土地でも農地にしようとしていたのですが、雨が降ると土砂崩れにあい、なかなか育たないのです。
なので、畑にするよりも、まずは木を植える等して傾斜地を保全する必要があるのです。

中国 黄土高原 の現状

黄砂の原因の一つになっている中国、 黄土高原 。
日本や韓国に来る黄砂もここから来ていると言われています。
今年は特にひどかったですね。観測量が数倍上がり、中国では顔を全て覆った状態で出かける人がいるほどでした。

黄土高原 はかつては豊かな森だったそうです。
なぜこのような状態になったのかというと、中国の数千年に及ぶ長い歴史の中で起こった戦乱や森林伐採、過剰な開墾・放牧などにより破壊されたそうです。

数十年前、この地方に住む農民が段々畑を作り、農業開発を行ったのですが、
雨が降ると洪水で養分をもった土が流されてしまうんです。
なので、畑ではなく、まずは森林に戻して砂の侵食を防がなければなりません。

溶岩 で首都高を 壁面緑化

TBSの「 夢の扉 」という番組で、 溶岩 を用いて 壁面緑化 をするというプロジェクトが紹介されていました。

プロジェクトに取り組んでいるのは、日本ナチュロック株式会社の社長の、佐藤俊明さん。
日本ナチュロックでは、溶岩を使った様々な環境製品を開発しています。

溶岩 でどうやって緑化するのか?と疑問に思っていたのですが、
溶岩はたくさん穴があり、そのために保水性が高くてコケ等の植物が育ちやすいんです。
つまり、壁面を溶岩で覆えば植物が育ち、緑化に繋がるということですね!

佐藤さんは、首都高を緑化し、世界一の環境ハイウェイにすることが夢なんだそうです!
首都高が全て緑化されたら、かな りヒートアイランド現象 が緩和されますね!

間伐材 を使った商品

森を健全な状態で育てるには、間伐が必要なんです。
盆栽などでも、余分なところを切ったりするのも重要と言われていますよね?
木が密集しすぎていると、栄養分を取り合い、うまく育たなかったりするんです。
日光も地面まで入るようにすれば、木は大きく育ちやすいですよね。

そして日本はそのような状態になっていない、手入れの行き届いていない森林がたくさんあるんです!
そのような森林では、あまりCO2を吸収してくれません。
その為の手入れとして 間伐 というのがあるんですね。

そして、間伐した木を商品として使えば、かなり エコ ですよね?

林野庁では、間伐材を使う運動、「 木づかい運動 」の取り組みを開始し、
間伐材を使った商品は、 木づかい運動ロゴマーク ( サンキューグリーンスタイルマーク )を表示することができるようになっています。

つまり、 サンキューグリーンスタイルマーク の商品を買えば、 木づかい運動 に参加できるということです。

屋上緑化 の 基礎知識

東京や大阪などの都会では、 ヒートアイランド現象 が大きな問題になってますよね。
暑いのでクーラーをつけると温室効果ガスが発生し、外は余計に暑くなります。
緑を増やせば少しは緩和するのですが、都会ではビルが立ち並び、場所がありません。
それなら屋上を緑化すればよいのでは?というところから始まったのが 屋上緑化 です。

東京都は、平成13年4月から自然保護条例として一定規模以上の敷地を有する建築物を対象に屋上等の緑化を義務付けています。

屋上を緑化すると、かなり温度が下がるんです!
しかし、屋上ならではの問題点もあります。

緑化推進 の過去記事

このページの先頭へ