野生の猿に出会ってしまった時の対処法
2013年10月18日
photo credit: Stuck in Customs
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最近、猿が街に出没するケースが全国的に広がっているそうです。
今まで、山と住宅地の境目となるようなところで見かけるケースはありましたが、近くに山があるわけでもない、都会のど真ん中に出没しているそうです。
噛みつかれて怪我した人もたくさん><
近くに山はないからといっても他人事ではありません。
なぜ人里に現れるのか?というと、繁殖期のオスの猿はメスザルを求めて群れを離れるのですが、移動中にたまたま街に迷い込んで出没するわけですね。
もし猿に出会ってしまった場合、どうしたら良いでしょうか?
街で猿に出会ったらどうする?
気をつけたいポイントは4つあります。
1.猿に近づきすぎない
猿は、人が思っているより力が強いので、なめて近づくと危険です。
身を守るために攻撃することもあるからです。
ペットで買われている動物とは違いますから、面白がって近づいてはいけないんです。
また、安易にエサをあげてもいけません。
猿は一時的に人里に下りてきただけかもしれませんが、そこで美味しい木の実を見つければ、そこに居座ってしまうことがあります。
ましてや人間がエサを与えてしまったら、その場所の居心地が良くなってしまうのです。
猿は、遺伝子レベルで人間と95%似ているそうで、味覚もほとんど人と一緒。
人間が食べるものは何でも美味しく感じるのです。
2.猿の目を見ない
「目を見る」というのは、猿の世界では威嚇を意味します。
目は見ないようにしましょう。
3.荷物を持っていたら放す
手に荷物を持っていると、猿はエサを持っていると思い、取ろうとします。
ヘタにかばんを持っていると、余計襲いかかってくるのです。
4.走って逃げない
猿が人間に噛みつく理由は、必ずしも凶暴性からくるものだけではないんです。
実は、じゃれついて遊んでいる場合もあるのです。
近づいてきたらキャーキャー言って怖がる人もいますが、それは余計に近づけてしまいます。
走って逃げるのも一緒で、余計面白がらせてしまいます。
よく子供が、人が嫌がっているのに喜んで余計にいたずらをしようとしますが、その感覚に似ていて、そういう性質を持っているのだそうです。
なので、見なかったふりをして、近づかないようにさりげなく去っていくのがベストですね^^
上の4つを覚えておきましょう。
余談ですが、山で畑をしていると、猿は結構厄介です><
以前、山を少し登ったところに畑を借りていたのですが、そこには猿やイノシシ、鹿がたまに出るところでした。
猿は鹿やイノシシと比べて賢いので、対策をしていても、
「またやられた~」
ということも珍しくありませんでした^^;
僕は毎日畑にいるわけでもないので、行ってみるとこんな感じにやられていることもありました。
せっかく大きくなってきたのにショックですね><
僕が借りている畑では色々と害獣対策を結構やっています。
まず最初に、広い範囲に囲った電熱の鉄線。
これは自治体が害獣対策としてやってくれたらしいです。
かなり広範囲に張り巡らされていて、山から直接には入れません。
入れるとしたら、耕作地帯の真ん中を流れている川の流れが緩やかになった時。
川の上には張っていないんですね^^;
それをくぐりぬけたとしても、畑の周り全体に網で囲って入れないようにしています。
専業農家ではないので、個人でできる対策はこれくらいしかできませんが、それで鹿やイノシシはなんとか防げます。
でも、猿だけは防げないことがあるんです。
網をくぐれることを覚えると、くぐってくるんですね><
なので、引っ張っても持ちあがらないように土に埋めておく必要があります。
それでも入ってくるので、気を抜けないんですよね~^^;
長い余談でしたが、猿は賢いです。
野生の猿にはペット感覚で近づいてはいけませんよ^^;
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