「低温やけど」に注意!湯たんぽの正しい使い方
2009年11月26日
最近、湯たんぽブームがすごいようです。
エコということや、節約につながるということで人気になっているようですね^^
しかし、一方で気をつけたいのが「 低温やけど 」。
あまり聞きなれない言葉ですが、湯たんぽによる低温やけどの被害も増加しているようです。
低温やけどは最悪の場合、皮膚移植手術が必要となることもあるので甘く見てはいけません。
カイロやホットカーペットでも同じことが言えます。
しかし、湯たんぽは危険だから使わない方がよいというわけではありません。
正しい使い方で使いましょうということです。
正しい使い方をすることで未然に防ぐことはできます。
低温やけどについて
低温やけどは、体温よりやや高くて暖かいもの(44℃程度以上)を
長時間体の同じ部分に当てていることでなってしまいます。
最初は暖かくて気持ち良いのですが、低い温度でも長時間当てることで、
熱が伝わりすぎて皮膚が損傷するんですね。
特に気をつけたいのは、寝ている時やお酒を飲んでいる時。
時間が過ぎると、熱くなっていることに気がつかず、低温やけどを起こしてしまう人が多いようです。
また、血行の悪くなりがちな”脚”に火傷を負ってしまう人も多いそうです。
冷え性の方は要注意ですね。
湯たんぽの正しい使い方
湯たんぽに限らず、カイロやホットカーペット、こたつ、電気毛布などにも共通していることですが、これらの暖房を使う場合、以下のことを意識しておきましょう。
●直接肌に触れない
肌に直接触れるということは、それだけ早く熱が伝わります。
厚手の布で包み、少しでも緩和させましょう。
(布で包めば安心というわけではありません。)
●長時間同じ場所に当てない
1か所に当て続けることで、熱エネルギーが1か所に蓄積します。
44℃で直接皮膚に当て続けると6時間、46℃だと1時間半で低温やけどを起こすと言われています。
●睡眠中、お酒を飲むときは使わない
睡眠中やお酒を飲むときは皮膚の感度が落ちますので、
熱くなっても気づきにくい状態にあります。
ホットカーペットやこたつでそのまま眠ってしまわないようにしましょう。
また、電気毛布などは、タイマーをセットしておくのもよいかもしれません。
湯たんぽは、直接肌に触れて温める目的で使うより、
寝る前に布団を温めるという目的で使うようにしましょう。
●70℃以下のお湯で使用する
時々沸騰させたお湯を入れるという方を見かけますが、これは危険です。
70℃以下のお湯を入れて使うようにしましょう。
いかがでしょうか?
肌に直接、長時間触れないということが重要ですね^^
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