沖縄の電力事情
2008年11月 3日
gooホームプロジェクトで、サンゴ移植をしてもらいました。
前記事参照
これは、沖縄でサンゴ移植活動をしている「Sea Seed」という団体をgooが支援しているのですが、着々とサンゴの数も増えているようです^^
これはこれで良い事なのですが、そうせざるを得ない状況を作っているのが地球温暖化ですよね。
これをなんとかしないと、根本的な解決にはならないと思います。
そこで今回は、沖縄の電力供給事情について調べてみました。
まず、電力供給の方法は、地理的な要因や、需要などによって大きく左右されます。
沖縄での電力供給は、ほぼ100%近くが火力発電なんです。
火力発電は、化石燃料を使って発電するので、温室効果ガスを出す原因になっているんですね。
なぜ火力発電がメインなのかというと、やはり地理的な事情があります。
まず、原子力発電に関しては、沖縄の人口を考えると、需要規模が小さいんです。
日本の電力会社で原発を持っていないのは、沖縄電力だけなんですね。
しかし、昨今の環境問題や石油高騰問題から、導入も議論されていますが、安全面や規模などもあり、導入には至っていません。
そして、沖縄には大きな山や川がありません。その為、水力発電も不向きなんですね。
波力発電は、個人的な見解ですが、沖縄は波があまりないように思うんですよね^^;
沖縄電力が取り組まないのも、そういうところからじゃないでしょうか?
沖縄にサーフィンをしに来る人はあまりいないですしね^^;
そこで、有力な資源と考えられるのが、太陽光発電と風力発電です。
沖縄は太陽の力が強くて、風も常に吹いている感じなので、使えそうじゃないですか?
どちらも自然エネルギーで不安定なのですが、火力発電100%で発電しているなら、入り込む余地はありそうですよね。
でも、実はどちらにも技術的な問題があるんです。
太陽光発電
まず、太陽光発電なのですが、沖縄ではまだまだ普及していません。
経済的な問題もありますが、環境的な要因もあるんです。それは、台風と塩害です。
沖縄は台風の通り道ですし、来ない年はまずありません。
なので、台風が来ても大丈夫なように建物も作られているのですが、太陽光パネルもそれに耐えうる強度を持たなければなりません。
そして次は塩害なのですが、塩害ではどういう被害があるのかというと、金属が錆びるんですよね。
せっかくお金をかけて太陽光パネルを設置しても、錆びてしまってはコストが割高になってしまいます。
最近は沖縄の会社で、それらの問題に対応した太陽光パネルを製造しているところもあるようですね^^
株式会社日進
風力発電
風力発電は、現在沖縄電力で研究されている段階です。
こちらも自然エネルギーなので、メインの電力に持っていくのは難しいのですが、風がよく吹く沖縄では使えそうです。
しかし、問題になってくるのは、制御技術です。
風力発電はその時の状況によって多くの電力が得られたり、少なかったりするのですが、
小規模の電力系統で必要以上に過大な電力が得られた場合、
電圧や周波数に負荷がかかり、電力の品質が落ちるんだそうです。
なので、こちらは技術的な問題が大きいですね。
これらの問題は地域によって違うと思いますが、技術面で企業が開発していっている間に、個人レベルでは省エネ努力をしなければならなのではないでしょうか?
もう、産業時代のように、消費だけする時代は終わっていると思います。
次の時代につなげるためにも、人間が環境に適応しなければならないと思います。
まずはチームマイナス6%で掲げている、目指せ!1人、1日、1kg CO2削減をやることから始めるのも大切ですね^^
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