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養殖クロマグロの安定供給を目指す近畿大学のプロジェクト

2010年2月21日

今日、TBSの「夢の扉」で、近畿大学職員の岡田貴彦さんが行っているプロジェクトが紹介されていました。

その内容は、クロマグロの完全養殖
マグロを卵から孵化させるマグロの完全養殖は世界初のことなんです。

マグロの養殖は世界中で行われていますが、蓄養マグロなんですね。
蓄養というのは、若魚を捕まえて育てることなので、それは資源保護には繋がらないんです。
なのでこの近畿大学のプロジェクトが世界中で注目されているんですね。

しかし、新しいことだからという理由だけで注目されているわけではありません。

クロマグロは現在、乱獲が原因で絶滅危惧種になっていて、漁獲制限の話が進んでおり、これが実施されると1貫2千円~3千円にもなるのでは?と言われています。
マグロを守るためには仕方のないことですが、
このプロジェクトが日本の食卓、そしてマグロの絶滅を救うかもしれないので注目されているんですね。

今、日本は世界中からマグロを大量に輸入して、大量に消費しています。
岡田さんは、だからこそ自分達の食べるマグロは自分たちで賄わなければならない、ということを言っていました。

そんな岡田さんが目指しているのは、完全養殖マグロの全国展開

現在は養殖に成功して、出荷するまでになっていて、
近畿大学で養殖されたマグロは近大マグロと言われていて、出荷されたものには卒業証書まで付いており、天然ものと比べても、色、脂のノリはひけをとらず、しかも値段は半額なんだそうです!

食べた人の話では、赤身にも脂がのっていて美味しいそうですよ^^

岡田さんの現在の目標は、
2015年までにクロマグロ完全養殖の拠点を今の5倍にすること。

全国の養殖場に配るには、40万匹の稚魚が必要なのですが、
近畿大学が現在提供できるのは3万匹。

全面捕獲禁止になりかけているので、早く全国展開できるよう、応援したいですね!

さらに、岡田さんの研究は現在、DNAの研究にまで進んでいるんだそうです。
美味しいマグロを選別しだしているとのことなので、全国展開された養殖マグロが食卓にのぼる頃には、美味しいマグロばかりになっているかもしれませんね^^

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