「夢の扉」で紹介!電気代が安くなる家庭用小型風車
2010年5月 9日
今日、TBS系列「夢の扉」で、ゼファー株式会社の伊藤瞭介さんが紹介されていました。
伊藤さんはなんと、家庭で使える小型風力発電を開発しているんですね!
風力発電は、風が吹いていないと発電がなかったり、
風車が回っている時の騒音が問題になるなど、
いろいろとデメリットがあったのですが、
ゼファーが開発した風力発電機は、そのようなデメリットを解消しています!
しかも、家庭の3分の1の電力をまかなってしまうものなんです♪
ものすごい発電効率なんですね^^
このハイテク風力発電機は日本で初めて実用可能な小型風力発電機であり、
しかも、世界中から現在までに1000人以上も視察に来るほど、注目を集めています。
では、どういうものなのか、太陽光発電や従来の風力発電と比較しながら紹介しましょう。
従来の風力発電と比較
従来の風力発電には色々と問題がありました。
以下の3つです。
・風が吹かない時は発電できない
・騒音が激しい
・風速12m/sの問題
ゼファーの家庭用風力発電はこれを解消しています。
まずは、風が吹かない時。
この問題を解決したのがパワーアシスト機能です。
これは、1分間停止状態が続くと、10秒間強制的に羽を回転させるという機能です。
これによって、微風を捉えて発電させるんですね。
パワーアシスト機能有りと無しでは、
有りの場合は風速2.0m/s(福がわずかにはためく程度)で羽が動きますが、
無しの場合は風速4.0m/sでやっと動き出します。
風の吹きにくい内陸部でもこの風力発電機なら大活躍ですね^^
次に騒音の問題。
ゼファー社製品の場合、従来の風力発電機と比べて50分の1くらいに低減されています。
その秘密は、羽のギザギザ。
これは音を立てずに跳ぶ、フクロウからヒントを得たそうですが、
羽にギザギザを入れることで風が分散され、音が低減するんだそうです。
次に、風速12m/sの問題。
これは何か?というと、通常の風力発電機は、
風速12m/sに達すると、自然にストップするように設計されています。
なぜなら、それ以上に風が強い場合にそのまままわし続けると、
発電機がオーバーヒートを起こしてしまい、発火する恐れがあるからです。
安全性を考慮した設計なんですね^^
しかし、それだと安全かもしれませんが、発電もおこないません。
そこでゼファーの風力発電機は、ブレーキングシステムで、
回転を制御するようにしたんです。
そうすることで、発電機の発熱量を抑えながら、台風のような強風(風速約35m/s)でも発電するようになっているんですね^^
太陽光発電と比較
太陽光発電は、現在の主流のクリーンエネルギーです。
しかしデメリットとしては、日中でしか充電補給ができないということと、
設置するのに、ある程度の面積が必要ということです。
ゼファーの風力発電機は、設置面積はわずか2平方メートル!
これならどんな家庭でも設置可能ですね^^
そして、同じ面積の太陽光パネルと1日分の発電量を実験比較したところ、
風力発電の方が太陽光パネルの8倍も発電するという結果になっていました!
風力発電はパワーアシスト機能もあるので、1日中発電しますからね^^
価格の問題
太陽光発電パネルと風力発電機の値段を比較すると、
2010年5月現在、このようになっています。
小型風車1kwシステム(ゼファー社商品)
本体価格:約100万円
耐用年数:10年
設置代:20〜30万円
太陽光発電1kwシステム
本体価格:約70万円
耐用年数:20年
設置代:5〜20年
一見、太陽光発電の方がお得に感じますね^^;
でも、これは現在の価格であって、
量産されるようになれば今後は安くなってきます。
今後の動向に注目ですね。
あと5年待てば、かなり安くなっていると思います^^
あと、政府が出資する機関である、
官民投資ファンドの産業革新機構が、
ゼファーに開発資金10億円を出資するそうです。
今後の更なる性能アップ、コスト削減に期待できますね^^
コメントする