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米からバイオエタノールができます

2009年3月17日

バイオエタノールと言えば、アメリカやブラジルがトウモロコシを原料に生成しており、食料品の高騰を招いて問題になっていますが、実は米からも生成可能なんです。

ヨーロッパでは小麦からバイオエタノールを作ることに成功しているのですが、
JA全農がその技術を応用して、米からバイオエタノールを作ることに成功しています。
バイオエタノールの品質は、原料がトウモロコシでも米でも同じです。
そしてそれが今年実用化するという段階まで来ているんですね^^

どのように実用化するのか?というと、
JA系スタンドで、バイオエタノールを3%混合したガソリンとして販売するんです。
3%というのは法律で決められているもののようで、
実用性が増せば法改正が必要になってくるでしょう。

バイオエタノールを使った場合もCO2を排出しますが、
そもそも植物が吸収したものを排出するので、京都議定書では
バイオエタノールは排出量ゼロと認められています。

この技術がどんどん実用化すると、環境に優しいだけではありません。

なんと、日本の農業の活性化が期待できるんです!

日本には減反政策によって放置された農地がたくさんありますよね?
その数字はなんと、110万ヘクタールにものぼるそうです。

バイオエタノールは、食糧用の米ではなく、
放置された痩せた農地で、エネルギー利用を目的としてつくられた米を使って生成されています。
米は家畜の飼料用に作られている 多収穫稲 が使われており、
コシヒカリの1.5倍の量を収穫することができます。

バイオエタノールを生成するには、生成するための製造プラントを稼働する必要があるのですが、その際にもCO2削減する取り組みが行われています。
なんと、もみ殻を熱源に利用することで、
製造に必要な熱量の90%程度をまかなえるそうなんです!

さらに、バイオエタノール用に使われている農地は、
必要であれば食糧用の米に転換することも可能ということだそうです。

このように有効利用することで、環境にも、農業にも新しい活路が広がりますね^^

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