自然農で作った野菜は美味しすぎる

2011年5月18日

先日、休耕地(農地)を貸し農園にしている会社、マイファームの勉強会に行きました。
先生は、以前京都大学で教鞭をとられていた、農学博士の西村先生です。
こういう本を出していらっしゃいます。

僕は2冊ともこの本を持っているのですが、先生にお会いするのは初めてです^^

西村先生がやっているのは、ぐうたら農法という自然農法。
肥料もあまりやらず、水もやらず、自然の力で育てるわけです。
有機農業よりももっと自然に近い栽培法ですね。

そして講座用の畑はこんな感じです。

自然農

これ、畑に見えますでしょうか?^^
真ん中のメインがレタスで、レタスの周りにネギも生えてますし、雑草も生えてます。
何が生えているのか、一目ではわからない状態ですね。
でもこれはわざとで、色々なものが共存することで競争しあい、より強い野菜が育つということでした。

しかも、先生が最後にこの畑を見たのは1ヶ月以上前。
その間、何のお世話もしていないそうです。
それでもこんなに立派に育つんですね。

普通の感覚だと、畑で育てる野菜は畝の上にキレイに並べて、
肥料をきちんとやって、雑草を生やさないようにして・・・などの世話をしますが、実はこのやり方だと、野菜が甘えてしまい、世話を焼かないと育たなくなってしまうんです。
なので、最後まで手間をかけなければいけません。

西村先生のやり方は、野菜に自立して自分で育ってもらうやり方。
子育てに似ていますね^^

自然農で野菜を育てると、その畑の中で食物連鎖の生態系が出来るんだそうです。
色々な菌がいてそれぞれの役割を果たすので、連作障害も起こりにくく、元気な野菜が育つわけです。
本当に元気な野菜は、虫は寄り付かないんだそうですよ!
知りませんでした^^;
実際、畑の野菜も、あんなに雑草が生えまくっているのに、
そんなに虫に食われていませんでした。

僕はマイファーム以外にも近所で畑を借りていますが、
そちらは有機肥料を撒いていて、その方が虫に食われています^^;

その畑も同じように自然農で育てたいと思うのですが、
そのためにはまずは思い切って肥料をあげるのをやめなければいけません。
でも、今まで有機肥料をあげてきていますし、前に借りていた方の肥料の成分(肥毒)も土の奥深くに残っています。

肥料をやらないと苗が枯れていきますが、目の前で枯れかけている苗に、自然農法だと言って何もしなければそのまま枯れてしまいます。

土が育つまで辛抱しなければならないのですが、
レンタル畑である以上、長い目で見るのはなかなか難しいですね^^;

そんな風に思いながらも、講座用の畑から、
レタスやスナップえんどう、ネギ、ソラマメなど、色々と野菜を収穫させてもらいました。
どの野菜も畑でそのまま食べることができて、特にスナップえんどうはそのまま食べても甘味があって美味しかったです♪

そして驚いたのはソラマメ。

ソラマメ

グリルで焼いただけで、塩をつけて食べたのですが、
これがものすごくコクがあって、さらに塩が甘味を惹きたてるんです!
つけ塩もほんのちょっとでOK。

こういうのを食べると、居酒屋の味の濃いエダマメは食べれませんね^^;

こんな風に、自然農で育てた野菜は、常識がひっくり返るほど美味しいものがいっぱいあります。
スーパーで売られている野菜に慣れていると、想像もつかないと思います。
こういう農業があるんだということをもっと広めたいですね^^

西村先生はマイファームで相談役のような形で活動をされています。
興味のある方は、マイファームで畑を借りてみてはいかがでしょうか?^^

マイファーム公式サイト

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