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マイ箸がエコとは限らない
2008年6月26日
日本では外食をする時、割り箸をよく使います。
割り箸を使うには、当たり前ですが木を伐採する必要があります。
しかし、加工されて作られた割り箸を使うのは、普通は1食限りです。
使い捨てですよね。
コンビニなんかで弁当についてきたりしますが、家で食べる場合は使わないまま捨てたりすることもあると思います。
これは本当にもったいないことですね。
地球温暖化が叫ばれている今、これは森林破壊になるんじゃないか?と考えられるのではないでしょうか?
そこで出てきたエコ活動が、マイ箸を持とうという運動です。
マイ箸を持つと、ムダに割り箸を使わなくなり、結果的に木の伐採が減るわけです。
確かに無駄がなくなりますね^^
しかし、割り箸を使うことがエコなこともあるので、必ずしも「割り箸=森林破壊」とは言えないんです。
国産木材を使い、森を手入れする「木づかい運動」
林野庁が提唱している木づかい運動というものがあります。
木づかい運動というのは、国産材を使って森を育てようという運動です。
木を無駄に切ることが地球温暖化に繋がるのは、木が二酸化炭素を吸収してくれるからです。
でも、全ての木が同じように吸収するわけではありません。
木はある程度成長しないとCO2を吸収してくれません。
また、荒廃した森林も吸収率が悪いです。
つまり、活発な木でないと、効率よく吸収してくれないということですね。
一方、日本では人口林は充実しているのですが、国内の木材の使用量は減少し、
木材自給率は依然2割と低い水準なんです。
つまり、使われずに荒廃している森林がたくさんあるにも関わらず、
安く済む外国からの輸入に頼っているのです。
割り箸も98%が輸入したものだそうです。
このようなことから、国産の木材を使うことで、植える、育てる、収穫する、といったサイクルを作り、
CO2を吸収しやすい元気な森を作ろうという運動が「木づかい運動」なんです。
国産材の木を使っている商品は、以下のロゴマークが表示されているそうです。
これは、京都議定書で定められた、3.9GREENSTYLE(サンキューグリーンスタイル)というロゴマークで、3.9%を日本国内の森林によって吸収することを目指しています。
ミニストップでは、使っている割り箸の一部を、国産木材を使った割り箸に変え、
「5円の木づかい」として実験販売しています。
20070707_230154_P7070174 / くーさん
お弁当ケースの横に設置することを順次展開しているそうなので、
マイ箸か、またはこの木づかい箸を使いたいですね。
木づかい運動についてはこちら
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