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三フッ化窒素 、CO2よりはるかに温室効果があります

2008年10月29日

最近は CO2を削減 するための技術や取り組みがどんどん進んでいますが、
地球温暖化の原因は、CO2だけではありません。
だから、温暖化の原因になるガスを総称して、「温室効果ガス」というんですね。
水蒸気が原因だとか、研究者の間でもまだまだ討論が行われています。

そしていま話題になっているのが、液晶テレビや半導体の製造で使われている、「三フッ化窒素」。
これがなんと、従来推定されていた量の3倍以上も大気中に蓄積しているということを、アメリカ、カリフォルニア大学の研究チームが突き止め、31日付の米地球物理学会誌に発表するんだそうです!

これの何が話題なのか?というと、三フッ化窒素は、二酸化炭素の1万7000倍の温室効果があるからなんです!

これは大変ですね!

今までCO2削減を、企業や家庭で一生懸命頑張ってきているわけですが、
こちらも放っておけませんね。

では、この三フッ化窒素さえ削減すれば、問題ないのではなか?というと、そういうわけではありません。
引き続きCO2削減も頑張らなければなりません。

どういうことかというと、温室効果ではCO2総排出量の約0・15%なんです。
つまり、一定の排出量あたりの効果は三フッ化窒素がものすごいんですが、
やはりCO2の方が絶対的に排出量が多いんですね。

しかし、三フッ化窒素は京都議定書の規制対象には入っていないんです。
今後増える可能性を考えると、きちんと対策をしなければなりませんね。

参照記事:日経Ecolomyほか

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