エコポイント制度の エコに悪い話

2009年7月 1日

エコポイントの交換受付が今日から開始されます。

エコポイント制度は、ポイントがもらえれば何かと交換できるので、
消費者側から見たらお得なのですが、なんか腑に落ちないところもありますね。
大きな視点からみたら、良い制度ではないのかもしれません。
良い面もあるんですけどね^^

良い面というのは、CO2をたくさん排出する家電が減って、省エネ製品が普及することや、消費が冷え切っている中での経済効果ですね。
しかし、それもあくまで理想的な買い方をされての話です。

消費者の買い方を見ると、例えばテレビの買い替えでは、
今持っているブラウン管テレビより、大きなサイズの液晶テレビに買い替える人もいるということです。
エコポイントもそれだけ多くもらえてお得ですからね^^;
テレビは、画面のサイズでもらえるポイントが違うのですが、
それだと大きなサイズを買う方がお得に感じてしまいますよね^^;

そうなると、いくら省エネ製品とはいっても、サイズを大きくしたら消費電力は大きくなります。
エコに効果的な買い方は、古いブラウン管テレビと同じサイズの液晶テレビなどに変えることだと思います。
また、まだまだ使えるものよりも、なるべく古いもの方が理想的ですよね。
大きいものを買うと、経済効果は多少よいかもしれませんが、エコの面では悪くなってしまっています。
廃棄する際にもCO2を排出しますしね^^;

そして次は、日本国民なら全ての人に関わる話。
エコポイントは国債の発行によって成り立っています。
つまり、国民の将来の借金なんですね^^;
しかも、国債が税収を上回っています。

税金を使っての対策ですから、省エネ製品を買わない人にもツケは回っています。
日本はいつまで将来に借金を回し続けるのか、心配になってきますね^^;

では、そもそもなぜエコポイント制度というのが出てきたのか?というと、
単純に、経済対策に乗っかっただけではないようです。
実は国民にも問題があると言えます。政府だけが悪いんじゃないんですね。

日本は京都議定書で、CO2を1990年と比べて2008〜2012年の約束期間に6%減らすとしていたのですが、現状9%増になってしまっています!

その原因は、企業などの消費電力は企業努力で減っているのですが、
家庭の消費電力は増えているからなんです。

なので、少しでも省エネ家電を増やしたいという思惑なのでしょうけれども、
うまく普及するかどうかは何とも言えないですね^^;

なので、省エネ家電を購入しようとしている人は、
このような悪い面も考えた上で、何を購入するか決めましょう。

エコについて考えることは、このようにばら撒きとも言われているような税金の使い方をしないためにも必要なことです。
天下りにお金が回るのも嫌ですしね^^;

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