たかじんの委員会で紹介!メタンハイドレートの現状は?

2011年6月13日

今、石油に代わるエネルギー源として注目を集めているものの一つ、
メタンハイドレート。

メタンハイドレートというのは、別名「燃える氷」とも言われていて、
メタンガスと水分子が結合してできたシャーベット状の固体物質のことです。

大昔の樹や動物などの化石が、地球深くの温度が高いところで溶け、
有機物が分解することでメタンガスになり、
それが海底の冷たい水と、水深がもたらす水圧で結晶化したものです。

6月12日放送の「たかじんのそこまで言って委員会」で、
日本を代表するメタンハイドレートの専門家である東京水産大学の青山千春先生が、
メタンハイドレートのメリットや問題点、その現状を説明されていたので、紹介したいと思います。

メタンハイドレートのメリット

メタンハイドレートを使うメリットを、青山先生は以下の3つを挙げられていました。

  • 個体体積に対して170倍ものガスを含んでいる
  • 日本はメタンハイドレート大国
  • 魚群探知機ですぐ見つかる

メタンハイドレートは、海洋プレートが潜り込む所なら世界中にあって、
特に日本近海には約100年分埋蔵されていると言われています。

しかも、メタンハイドレートは、右図のようなクラスター構造になっていて、その体積に対して170倍ものガスを含んでいます。
つまり、"ガスの塊"というわけです。

地震国ならではの資源ですね^^

結晶からメタンガスを取り出して天然ガスとして使えば、既存の火力発電所で発電することができますので、新たに発電所を新設する必要はありません。

そして燃えた後は、水しか残りませんので、
原発のような燃料ゴミの心配もありません^^

それが予想されるだけで100年分もあるのですから、有効に活用したい資源ですね^^
もちろん有限資源ですので、色々なエネルギーと合わせての活用となると思いますが。

メタンハイドレートの問題点

現在の日本のエネルギー事情を考えると期待したい資源の一つですが、
メタンハイドレートは、「最近新しく見つかったもの」、というわけでもありません。
結構昔に発見されていて、エネルギーとして使えることもわかっていたのです。

そして、政府10年以上前から実用化に向けて取り組んでいるのですが、
なかなか思うような成果が出ず、現在も本格的な採掘はできていない、
という状況なのです。

その理由は採掘方法にあります。

水深が500m以深に存在するので、回収が非常に困難で、
回収するための技術開発には非常にコストがかかるんですね。

そして、回収しても混じり合っている砂が邪魔するなど、
細かいこともあるので、結果としてなかなか上手くいかないようです。

しかしそんな中、青山先生が魚群探知機を使って従来より簡単に、
そしてより浅瀬で見つけられる方法を見つけたそうです!

水深の深さが技術的な問題点の一つだったわけですから、
浅瀬で見つけられるということは、その問題を回避することができます。
その間に深くても回収できる技術を開発していけば良いわけです。

今まで太平洋の深いところでメタンハイドレードを回収しようとしていたのですが、
日本海側では日本海固有の冷たい水の塊のような場所があって、
浅瀬でもメタンハイドレートが生成できる条件が揃っていることがわかったそうです。

しかも、回収方法があまりにも簡単なので、青山先生は魚群探知機を使った手法が中国や韓国に乱用されることがないように、日本はもちろんのこと、アメリカ、ロシア、オーストラリア、韓国、中国など、国際的にも特許をとったそうです。

メタンハイドレートを採掘した後、その近辺の環境の変化はあるのかどうかも検討しなければいけませんが、その辺は現在研究中だそうで、2018年くらいに実用化を目指しているそうです。

低コストで回収できる方法が見つかったとはいえ、
実用化はもう少し先ですね^^

今、多くのエネルギー研究が盛んになっていますが、
理不尽な利権さえからまなければ、5〜10年で日本のエネルギー事情は変わりそうですね。

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コメント(2)

この記事で気になった事があったのでコメントします。

『魚群探知機を使った手法の国内、国際特許もとったそうです』

国際特許と言うのは存在しません。

日本を一歩出て海外に行くと国際特許などの無い事がわかります。

日本でも国際特許と使う人は、意図的な権威付けが多く、相手を騙そうとする詐欺的悪徳商法やマルチ商法でよく使われており、中には極めて悪質な使用も少なくありません。

本当に青山氏が公共の電波でこのような発言をしたのであれば大きな問題です。


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