※この記事にはプロモーションが含まれています。
太陽光発電への投資が鈍化するかもしれない問題
2013年4月 2日
去年始まった再生エネルギー固定買い取り制度。
初年度の2012年は太陽光の場合で、20年間かけて1kwh 42円で買取という内容から始まりました。
そして2013年の新年度が4月から始まりましたが、新しい年度は38円となりました。
引き下げられたのは太陽光だけで、風力・中小水力・地熱・バイオマスの買取価格は据え置きです。
参考:買取制度 買取価格・期間等 | なっとく!再生可能エネルギー
太陽光発電は、固定買い取り制度が始まってから普及のペースが伸びてきています。
2012年度だけで全国で4.7ギガワットが買取制度の認定されたんです。
その電力量はなんと、原発5基分とのこと!
まあ、原発5基分と言っても最高出力のことで、安定性の問題もあるかとは思いますが、凄い電力量を生み出しているようです。
夏場の日差しが強い時には ピークカットの期待ができるかもしれません。
屋根も土地も持っていない人もできるような、メガソーラーへの分譲投資も出てきています。
ただ、裾野が広がる一方で、課題も出てきているようです。
3月28日放送のWBSで紹介されていました。
電力会社に接続を断られる可能性がある問題
太陽光発電事業をやるには、2つの段階があります。
- 国から認定を受ける
- 電力会社の送電網に繋げる
です。
国からの認定は、今ならすぐに受けられるでしょう。
でも問題はその次、送電網に繋げる段階です。
なんとこの段階で、設備の容量不足を理由に断られることがあるんですね。
設備容量が不足しているのなら増設すれば良いじゃないかと思うのですが、電力会社側には容量を増やす義務はないのだそうです。
接続インフラを整えるのは、売電事業者側の自己負担となります。
なので接続手続きの段階で容量不足の場合、電力会社側から
- 設備の追加費用として高額の費用を支払う
- 出力を減らす
のどちらかを選ぶように迫られるそうです。
いずれにしても採算はとれません。
設備を整えるのが義務でないのなら、電力会社は自分から進んで増やさないでしょうね^^;
ちなみに海外では、変電所の容量を超えた場合、より高圧の電線に逃がすことができるそうです。
でも日本では経済産業省のガイドラインで禁止されているとか。(理由はわかりません。)
太陽光発電の普及が進まないように、何かいろいろと圧力がかかってそうな予感がしますね^^;
設備容量がいっぱいで断られるケースが増えると、太陽光発電事業への投資しても、結果として発電できない可能性がでてきます。
詐欺まがいになりかねませんね^^;
その辺は大丈夫なのか、投資しようと考えている方は検討できるならした方が良いでしょうね。
ただ、メガソーラーの工事には電力会社の関係会社が入っていて、工期とか見積もりが不透明だったり、やってもらえなかったりといったこともあるのだとか。
確認も難しそうです。
家の屋根にソーラーパネルを取り付けて、足りない分だけ電力会社から買うのが一番良いのかもしれません^^;
コメントする