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今まで難しかった異素材混合物も分離できる究極のリサイクル技術
2013年3月25日
普段ゴミに出している食品トレー。
リサイクルゴミとして出すと思います。
トレーは砕くとプラスチックの原料になり、それを成形して再びトレーになったり、公園のベンチになったり、建築資材になったりするんです^^
トレーのように回収しやすいものならまだ良いですが、リサイクルできるものなのに回収が難しいものってたくさんあるんです。
例えば光ファイバーのケーブル。
使えなくなったら燃えるゴミに捨てるか、燃えないゴミに捨てるか、迷いながらどちらかに捨ててしまいそうです^^;
でもこれは、鉄心を樹脂で包む形でできているので、それぞれに分離することさえできればリサイクルできます。
携帯電話やパソコンや家電に入っている基板も色々な素材が組み合わさってできているので、きちんと分離すればレアアースをはじめとする色々な素材を回収することができます。
ただ、その分離が困難なものもあるんですね^^;
そのような、今まで分別が困難とされてきた異素材混合物を、1台の機械で、一度の工程で簡単に素材に分別する粉砕機を開発したエムダイヤ®という会社が、2013年3月24日放送の「夢の扉+」で紹介されていました!
これを使えば、光ケーブル、園芸用イボ竹、廃タイヤ、紙管、ラジエータ、制御用電機部品、電線ケーブル、同軸ケーブル、木材パレット、電子基板などが素材に分離できるそうです!
分離技術が進むとリサイクルも進む
リサイクルが難しいものの一つに、「廃タイヤ」があります。
タイヤにはゴムと絡み合うように鉄のワイヤーが入っているんです。
このような、違う素材が混合されたものは、世の中にたくさんありますが、こういうものをリサイクルする場合、どうするのでしょうか?
実は、通常は手作業で分離することが多いんです。
大変ですね^^;
手作業で行うものは処分にお金がかかり、それがリサイクルを難しくしている原因でもあります。
廃タイヤは、処分にお金がかかることから不法投棄が社会問題になったこともあり、それが自然発火して火事になることもあったんです。
このように、リサイクルが進まないのに生産され続けると、廃棄されたものがどんどんたまっていきます。
埋立地もいっぱいになったナポリの例を考えると、リサイクル技術の進歩って大切ですね^^
省スペースで工程数・コストを短縮できる破砕機
一般的に破砕・分離では下のような工程を踏みます。
投入 ⇒ 粗破砕 ⇒ 中破砕 ⇒ 小破砕 ⇒ 粉砕 ⇒ 選別機
機械を使っていても、あれこれやることがあって、時間も手間もがかかるんですね^^
それぞれの機械を用意するので、スペースも要ります。
それに対して、エムダイヤ®が開発した破砕機は、省スペースで設置できて、下のような工程でできます。
投入 ⇒ 粗破砕 ⇒ 分離・破砕 ⇒ 選別機
工程が大幅に減っています^^
製品粒度は自由に変更できるそうです。
こういった機械は、ありそうですが今までになかったんですね^^
それだけ分離技術の確立は難しいということです。
ちなみに廃タイヤの場合、わずか10秒で選別できていました。
エムダイヤ®は富山の中小企業さんですが、今後は日本だけでなく、アメリカや中国にもアプローチしていくそうです。
応援したいですね^^
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