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白熱電球と蛍光ランプ、どちらがお得?
2008年10月22日
はなまるマーケットで、「白熱電球と蛍光ランプとで、どちらがお得か?」というのをやっていました。
家庭での消費電力の大きさを考えると、エアコンが第一位、その次に来るのが照明です。
なので照明の使い方を考えるのは、 節電に貢献することになります。
そして、最近は「蛍光ランプ」がエコだと言われています。
でも使い方によっては、白熱電球の方が良い場合もあります。
白熱電球、蛍光ランプ、どちらもメリットデメリットがあるので、使い道を考えた方が良いでしょう。
はたしてどう使えばエコなのでしょうか?
1.購入価格
まず、白熱電球は蛍光ランプに比べて1/10の価格で買うことができます。
メーカーにもよりますが、白熱電球が150円くらいであるのに対し、蛍光ランプは1,500円くらいです。
値段の面では「白熱電球」に軍配が上がります。
2.寿命
寿命は蛍光ランプの方が6倍もあります。
白熱電球は1,000時間であるのに対して、蛍光ランプは6,000時間もあるんです。
蛍光ランプの消費電力も、白熱電球に比べて1/4以下です。明るさもほぼ同じです。
リビングに5つの電球を1日8時間(年間2,920時間)、毎日使い続けた場合で金額を計算してみると、
- 白熱電球・・・37円/1日(13,517円/年間)
- 蛍光ランプ・・・8円/日(3,004円/年間)
白熱電球は、寿命の関係で年間2回の取り換えが必要です。
その場合年間10個で1,500円かかるので、電気代と合わせて年間15,017円。
一方蛍光ランプは寿命が長いので1年以内の交換ありません。
初期費用7,500円のみで電気代と合わせて10,504円です。
つまり、年間だと蛍光ランプが4,513円もお得!となります。
しかも、2年目も蛍光ランプは交換不要なので、2年目は1万円以上お得になります。
「じゃあ、蛍光ランプに替えよう!」
と急いで変えてはいけません。
使い方によっては高くなる場合があります。問題となるのが、点滅寿命です。
3.点滅寿命
蛍光ランプには点滅寿命というのがあり、30,000回 とされています。(日本電球工業会調べ)
点滅寿命とは、つけたり消したりする回数による寿命のことです。
先ほどの計算はリビングでの使用ということで、長時間つけるというのが前提としてありました。
そこでは、点滅寿命が考慮されていません。
点滅寿命が来る前に、使用時間による寿命が来るからです。
しかし、玄関やトイレなど、必要な時だけちょっとの間つけるところで蛍光ランプを使うと、通常の寿命が来る前に点滅寿命がきてしまうでしょう。
この場合、値段の高い蛍光ランプを使うより、白熱電球の方がお得ですね^^
なので、あっちもこっちも蛍光ランプに変えてしまうのは良くないんです。
はなまるマーケットでの計算によると、1回の点灯時間が2分49秒以内というのが境目なんだそうです^^
結果として
- 1回の点灯時間が2分49秒未満での使用 ⇒ 白熱電球
- 1回の点灯時間が2分49秒以上での使用 ⇒ 蛍光ランプ
ということになります。
ちょっと前にどこかの企業の「エコ替え」のCMで、「まだ使えるけど、エコな方に替えよう」みたいなことを言っていましたが、それを真に受けてなんでもかんでも変えてしまうと、かえって損をしたり、環境にも負荷をかけてしまうので危険です。
このCMのように、説明が足りずに訴えかけているものも多数あるので、しっかりとした知識を広げ、自分で判断しながら動くようにしましょう。
追記:蛍光ランプは、大量生産が進んでだいぶ安くなっています。
これからも値段は下がると思いますし、性能も良くなると思いますので、その時はその性能で検討し直してみて下さい^^
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