寝苦しい夏でも寝れる快眠術
2011年7月 5日
暑さで寝苦しい季節がやってきました。
でも今年は「節電の夏」ということもあって、
エアコンをつけたくてもあまり贅沢に使えない・・・
そんな苦しさと戦っている人も多いと思います。
しかしそれは、眠り方を少し変えるだけで、
楽になるんです。
ちなみに僕は、昨年の暑い夏もクーラーは使っていません^^
その方法を教えてくれたのがこの本です。
タイトルは、「4時間半熟睡法」となっていますが、
睡眠に関する科学的説明が載っていて、
夏の寝苦しさを乗り切ることにも使えます。
ここでは一部を紹介しますが、この本には、ホルモンの分泌の話や、
睡眠の質を上げるテクニック、快眠グッズの紹介が書かれています。
美容のことを考える女性も読んでおいて損はないと思います^^
人は体温の落差で眠くなる
右のグラフは、体温の変化を表したグラフです。
このグラフを見ると、眠りに入る時に体温が約1℃、急激に下がっています。
ここからわかるように、人間は体温が急激に下がる時に眠くなるわけです。
逆に、エアコンをガンガンつけて、体も冷え切った頃に寝ようとすると、
室温と体温が近くて落差をつけにくくなりますから、余計に寝苦しくなります。
そうなると、エアコンの温度をさらに下げなければいけませんから、
電気を余計に消費してしまいますね。
このような、人間の睡眠に入る時の性質をうまく利用すれば、夜も寝やすくなります。
夜食べるものを工夫する
夏はついついソーメンや冷やし中華、冷麺など、冷たい物を選びがちですが、
上の性質を考えると、夕食だけは体が温まるものを選んだ方が良いでしょう。
特に、辛いものは効果的です。
例えばスパイスの効いたカレーは、血流や代謝を良くするので、
体が温まります。
寝る2,3時間前に食べるとさらに良いですね。
逆に夜に冷やし中華や冷麺のような冷たい物を食べると、眠りにくくなります。
違う形で体温を上げるなり、エアコンで室温を下げるなりしなければなりませんね。
このような冷たい物を食べるのをお勧めしたいのは昼間です。
昼間に冷たい物を食べると、体温の落差を作るのを防ぐので、昼食後に急に眠くなるのを防ぐ手助けになります^^
湯舟に浸かる
暑いとお風呂はついついシャワーで済ませてしまいがちですが、
ここで湯舟に浸かると、体温を上昇させます。
さらに寝る前に温かいものを飲むと効果的ですね^^
湿気を逃がせば涼しく感じる
体を温めたら、次は湿気対策です。
湿気対策が重要な理由は、汗を蒸発させるためです。
汗は蒸発するときに体温を奪いますので、
湿度が高いと汗が蒸発せず、体温が下がらないのです。
うまく湿気を逃がすには、扇風機で室内に風を循環させると良いでしょう。
必ずしも風を自分に当てる必要はありません。
湿気がこもらないように、部屋全体に風を送ればOKです。
最近売れているクール寝具
ここで、クール寝具を使うとさらに効果的です。
体温を1℃下げれば寝れますからね^^
例えば、枕の下に置いておく、ひんやりジェルシート。
最近は冷蔵庫に入れなくてもひんやり感が出るタイプも売られていますので、事前に冷やす必要もなく、いつでも使えます。
ベットや敷布団は、寝汗で湿気がこもりがちですが、
この敷きパッドは、ハチの巣のようなハニカム構造になっていて、
全体の96%が空気層になっていますので、
適度に湿気が逃げ、寝心地が快適になります。
「暑い」という感覚は、気温と体温の差で変わってきます。
温かいものを体に取り入れると余計暑くなりそうな感じがすると思いますが、
体温が上がると気温と体温の差が大きくなりますので、涼しく感じるはずです。
ぜひやってみて下さい^^
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