家庭における夏の節電対策チェック

2012年7月11日

関西電力では夏の計画停電を回避するために15%以上の節電の協力を要請していましたが、大飯原発が再稼働したことで10%以上の節電に見直されました。

しかしそれでも大きな数字ですね。

電力が足りないから再稼働したはずなのに、フル稼働したとたんに燃料費の高い火力発電所を止めるという報道がされ、電力不足はウソではないか?という怒りの声もあるようです。

参考⇒大飯フル稼働 火力8基停止 関電に怒り "電力不足ウソか"

早くこのような体制での電力供給から脱したいものです^^;

本当に電力が不足しているのか否かの真偽はさておき、新しい時代を切り開くためには、今まで水のように電気を使ってきた私達のライフスタイルを見直す必要はあります。
なのでまずは、15%をどこで節電できるのか?ということを知るところから始めてみても良いかもしれません。

では、具体的にはどうやったら節電できるでしょうか?

家庭の節電対策チェック

節電は細かいところをこまめにするのも良いですが、電力を大きく消費する電化製品を節電できればより効果的です。
普通に家電を使っている状態を仮定して、どの家電を節電するとどれくらい効果があるのかを挙げてみます。

エアコンの節電対策

エアコンは大きな電力を消費する家電です。
それを使わずに扇風機に変えるだけでも、フルに使っていた場合と比べて50%の削減効果があります。

ただし、無理のない範囲でないと熱中症になる可能性が高まりますので、使わないとダメな時は使いましょう。
その代わり、普段はなるべく使わなくてもなんとかなるように色々な工夫をする必要があります。

まずは代表的なのが設定温度
夏場は室温28℃に設定しましょう。
仮に今まで27℃で設定していてそれを28℃に設定した場合、それだけでも10%程度の節電に繋がります。

そしてすだれよしず
窓から入ってくる熱を和らげる分、エアコンの稼働率を下げることができ、こちらも10%程の節電に繋がります。

これだけでもかなりの節電ですね^^

エアコンの節電対策はまだまだたくさんあります。
エアコンを手放せない方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

エアコンの待機電力節電で気をつけること

特に暑がりの方は、サーキュレーターはぜひ使って頂きたいですね。

冷蔵庫の節電対策

冷蔵庫はOFFにすることはできませんが、電力消費量が高いのは確かなので、ぜひ対策しておきたい家電です。
対策として3つ。

まずやっておきたいことは、設定温度の見直しです。
大抵は冷蔵庫の内部に3段階の温度設定ができ、「強」、「中」、「弱」となっていると思いますが、扉の開け閉めを頻繁にしないように注意すれば、夏場でも「中」でいけます(冬なら「弱」でOK)。
「強」から「中」にするだけで2%の削減に繋がります。

そしてもう1つは、冷蔵庫の本体は出来るだけ壁から離しておいた方が良いでしょう。
壁にくっつけると放熱する力が弱まり、結果的に冷やす力を損ないます。
その分冷やそうとして電力をより消費してしまいますからね。

どのくらい離すかは冷蔵庫の大きさやメーカーによりますが、最低でも5cmは離しておいた方が良いと思います。
また、冷蔵庫の上に物を置くのもよくありません。

最後の1つは、物の入れ方です。

冷蔵やチルドは詰め過ぎてはいけません。
入れる物を少なめにするか、きちんと整理して冷気が行き届くようにしましょう。

逆に冷凍はものをすき間なく詰めるのが効果的です。
物自体が冷気を持っているので、その冷気を逃がさないようにする必要があります。

照明の節電対策

エアコン、冷蔵庫に次いで電力消費が大きいのが照明器具です。
気をつけたいのは電気のつけっぱなしですね。

それを気をつけるだけでも5%程度削減できることもあります。

ただ、それは習慣をつけなければなかなか難しい方もいると思いますので、
つけっぱなしが多いと自覚している方は、LEDに変えましょう。

LEDは電球だけでなく、蛍光灯も丸型蛍光灯も出ていますし、大分値段が下がってきています。
白熱電球よりは高いですが、電気代を考えるとLEDに変えた方が安上がりになります。

よく使う場所ほど優先して買い替えたいところですね。

テレビの節電対策

テレビの節電は、省エネモード画面の輝度の設定で行います。
無駄な明るさになっていないか、ぜひ見直してみましょう。

そしてテレビも基本的に、必要な時以外には消すように心がけて下さい。
標準の使い方と比べて、省エネモードに設定して見る時間を3分の2に減らした場合、2%程度の節電になります。

節電だけじゃなくて、ダラダラすごす時間も減りそうですね^^

炊飯器の節電対策

電力需要の多い時間は、9時~20時にかけてですが、お昼や夕方にかけて使用電力量を引き挙げているのが炊飯器です。
ご飯を作る時間帯は大体重なりますよね^^;

なので、タイマー機能を使って早朝などにまとめて炊いて、冷蔵庫や冷凍庫に保存しておきましょう。

待機電力を減らす

家電には、今使用していなくてもコンセントにプラグを挿しているだけで電力を使用する家電があります。
そのような電力を"待機電力"というのですが、主に時計などの機能をもつものや、リモコンを使用するものなどです。

頻繁に使わないものは主電源を切り、特に長時間使わないものはコンセントからプラグを抜いて下さい。


節電って、ちょっと心がけるだけで出来るものが多いです。
心がけ次第でできるので、ぜひ出来るようになっておきたいですね^^

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