※この記事にはプロモーションが含まれています。
液晶TVの待機電力、従来のものより大きい?少ない?
2011年7月13日
液晶TVの待機電力の大きさについて、最近疑問に思ったことがありました。
今まで、液晶TVの待機電力はほとんどないと思っていたんですね。
そして7月7日放送の「とくダネ」でも、
「液晶テレビを主電源をオンにしたままでも待機電力はほぼゼロ」
と言っていました。
「所さんの目がテン」でも、同様の内容を言っていたようです。
しかし、7月5日放送の「ひるおび」ではまったく間逆で、
「液晶テレビは従来型より待機電力が多い」
と言っていたんですね。
しかも、サラっと流していたので、詳細は説明していませんでした^^;
どっちなんでしょうか?
同じように疑問に思った方が、Yahoo!知恵袋にも投稿しているようですので、引用します。
液晶TVの待機電力は何に使っているのか?
Yahoo!知恵袋より引用。
待機電力について
お世話になります。節電特集をする番組が最近多くなりましたね!
待機電力が意外にも電力を消費している、ということもよく言われています。
ですが、ある2番組で待機電力について全く真逆のことを言っていました。
本日7/6の「ひるおび」では、液晶テレビは待機電力が多く、
また昔のテレビよりも多くなっているという説明でした。
(測定では20W?ぐらいでした)つい最近あった「所さんの目がテン」では、液晶テレビの待機電力は「0」Wで、
専門家の説明では、昔のブラウン管テレビはすぐ映像がだせるように、
待機していても結構な電力を使っていたが、最近の液晶テレビではそういうことはないため、
待機電力もほとんどない、とのことでした。
(電力を使用しているのは、待機印の赤いLEDと、あと何か忘れましたがそれぐらいということでした)ここまで真逆だと少々問題がありそうな気がしますが(笑)
実際のとこどちらなのでしょうか??
引用元:Yahoo!知恵袋 待機電力について
これに対しての回答では、
- 画面の明るさが関係している。(音量は違いがない)
- 待機電力の年間電気代は、20円にも満たない微々たる物
- 番組表取得動作時には少し消費電力が増えるし、「高速起動」などの設定によって変わる
といった回答が寄せられていました。
家電製品は、新しいものほど、同じ機能であれば電力も省エネになっているのが一般的です。
ブラウン管テレビよりも消費電力が上がる可能性があるとすれば、
ブラウン管の頃にはない、電子番組表(EPG)取得機能が関係していると思います。
液晶テレビは、主電源を切った後、しばらくしてからつけると、番組取得に十数秒ほど時間がかかります。
でも、リモコンで電源をオフにして待機させておくと、番組表はすぐ出てきますね。
そして、見ている時間に合わせて番組表が表示されることから、
番組情報を更新・保持しておくことに電力を使っているわけで、
それがどれくらい電力を使っているのかで待機電力が変わってくると思います。
このことは、「日経トレンディネット」でも調査されていました。
参考:日経トレンディネット 待機電力0.7Wのはずが51W。機器実測で分かった本音の節電術
結局は自分で測ってみないとわからない?
自分のテレビの待機電力は、検索エンジンで「○○(TVの型番) 待機電力」で検索すると出てきます。
例えば、AQUOSのLC-40E9なら、「LC-40E9 待機電力」と検索すると、
公式サイトや価格.comなどでスペック表が表示されます。
これらのカタログ表示されている待機電力を見ると、確かに待機電力はほぼ0に近くなっています。
しかし、これがどの状態での待機電力なのかはわかりません。
- コンセントを繋いで、主電源を切った状態なのか
- リモコンで電源をオフにした状態なのか
書かれていないんですね。
上のトレンディネットの記事では、
待機電力が0.7WのモデルのTVを測定して、
待機中に51Wもの電力を消費していたことを確認していました。
そして、
EPGの動作やその消費電力について、カタログで公開していない。
と書かれています。
東芝以外は教えてもくれないようですね^^;
つまり、カタログ表示されている待機電力は、
主電源を切った状態の数値なのではないか?ということが考えられます。
これはあくまで僕が考えていることなので、事実はどうなのかはわかりませんけどね^^;
本当の待機電力を知るためには、自分で測る以外にないのかもしれません。
商品のスペックだけではなく、使う環境(気温など)によっても変わるみたいですからね。
それに応じて、使用環境を考えることもできますし。
有名なのは下の、サンワサプライから出している「ワットチェッカー」ですが、
もうワンランク上の、「ワットチェッカーplus」になると、CO2排出量までわかるようですね^^
ただ、測定器は個人で買うには結構高いです。
家中の待機電力を調べて上手に節電すれば、長い目で見ると"投資"になるかもしれません^^
買うまではちょっと・・・という方は、TVは主電源から切っておいた方が無難かもしれませんね。
そして、こまめに消すことは、かなりの節電対策になるようです。
家庭における節電対策の推進 | 株式会社野村総合研究所
TVの待機電力に関して、明確な答えをお持ちの方は、コメントを頂ければ幸いです。
待機電力の少ない電源を調べていて読ませていただきました。
TVの待機電力は一般にはだいぶ誤解されているようです。
「所さんの目がテン」で説明のあったブラウン管TVのヒーターはだいぶ昔の話で
その後起動時間の早いブラウン管が開発されて、あらかじめヒーターを暖めておく
TVは何十年も前に無くなっています。
(プロジューサーの年が想像できます。いや、こんな事を知ってる私もか?)
ブラウン管TV時代の待機電力はほとんどがリモコンを動かしているための
電力で、リモコンの電源ボタンを押されるのをずっと待っているための電力です。
ブラウン管TVのときに実際に待機電力を測ってみましたが1~2W程度でした。
(自作の簡易型の測定器なので誤差が大きく、参考程度に見てください)
一般に誤解されているのが多いというのは主電源のスイッチの事で
主電源を切ると待機電力の0になると思っている方がほとんどだと思いますが
実際に測定してみると主電源をOFFにしても待機電力は変わりませんでした。
むしろ主電源をOFFにするとわずかですが待機電力の上がるTVもあった位です。
結局、主電源スイッチと言うのはリモコンを利かなくする程度の意味しか持って
いませんでした。
これはTV以外にリモコンを使用している機器やパソコンの主電源でも同じです。
またリモコンは無くても掃除機や洗濯機、電子レンジでも待機電力のある機種
が多いようです。
そもそもTVの主電源スイッチは物理的に小さすぎてTVの全電力を入り切りできる
ほどの容量を持っていません。もし本当にTVの全電力をスイッチに流したら
スイッチが焼きつくか最悪、火災になってしまいます。
(ブラウン管TVのときに実際に焼きついた経験があります)
さて本題の液晶TVの待機電力ですが実際の測定は行っていません。
ただ、ブラウン管TVの時代とはリモコンも含めて電源回路が改良されて待機電力も
小さくなっているのは事実のようです。
カタログでは0.1~0.2W程度なのでブラウン管TVの10分の1ですね。
ただ、主電源スイッチは相変わらずでOFFにしても待機電力は変わらないと思います。
またアナログ放送に比べて地デジになるとEPGを受信したり、録画機能があったりで
TVを見ていなくても勝手に動いている時間があるので待機電力の意味が変わってきて
いるのかも知れません。
hoshiさん
長文のコメント、ありがとうございますm(_ _)m
主電源をOFFにしても待機電力が変わらないとは驚きました。
あくまで想像ですが、テレビをつけた時の電力負荷に耐えられるように、
OFFの状態からバイアス電流が流れているのかな?と思いました。
もしそうなら、家庭でテレビなどの待機電力を節電する、というのは難しそうですね。
どの電化製品も昔と比べれば仕様や仕組みが大きく変わっているので、
待機電力の意味が変わってきているんでしょうね。
電化製品の節電対策は、複雑になりすぎて難しいです^^;
貴重なコメント、ありがとうございました。