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災害時に気球を使って通信を迅速に復旧!ソフトバンクの新技術とは?
2013年3月11日
大災害の時に持っておきたいものの一つが携帯電話。
大切なライフラインですよね。
でも、東日本大震災の時には繋がりにくい状況が続きました。
大規模災害で基地局がダメージを受けると、当然ながら繋がらなくなります。
通信会社にとっては、いかに早く復旧させるか、ということは大事な要素ですよね。
特にソフトバンクは繋がりにくかったとを色々な所から聞いた記憶があります。
それもそのはず、これまで新規参入事業者だったので、災害対策はまだまだだったんです。
でも、そんなソフトバンクも震災を機にどんどん状況が変わってきています。
まだまだ普及中ですが、2012年7月からプラチナバンドの提供を開始してdocomoやauと電波の質(つながりやすさ)が並び始めましたし、災害時の設備も大幅に強化、そして被災エリアで迅速に使えるようになる気球無線中継システムを開発しているんです。
現在実証実験を行っていて、2013年3月末より全国10ヶ所で運用を開始するようです。
世界初の気球無線式中継システム
気球無線中継システムは、その名の通り、上空100mの気球基地局です。
このシステムを利用すれば、基地局が破損していても、周辺の基地局や衛星通信経由で復旧することができます。
なぜ気球なのか?というと、広範囲に電波を届けるためには高さが必要だということ、そしてもう一つは、より簡単に高さのある基地局を作ることができるということから気球システムになったそうです。
実際、車による移動基地局より広範囲(半径3~5km)をカバーできるようになっています。
しかも、設営から運用まで約5時間、秒速20メートルの風にも耐えることができるそうです。
気球一つで同時に100人が通話可能です。
Wi-Fiの設備もあるので、スマートフォンでは動画も見ることができます。
余震にも強そうですね^^
ソフトバンクはその他にも、基地局を動かす自家発電装置のための燃料備蓄基地を全国10カ所の地域に確保したり、移動基地局車を大幅に増設しています。
災害時だけでなく、普段のつながりも良くなりつつあるので、今後も期待したいですね^^
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