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半永久的に電気が作れる!日本の最新技術 海洋温度差発電

海洋温度差発電 久米島

2013年7月7日の「夢の扉+」で、海洋温度差発電(OTEC)の第一人者、佐賀大学準教授の池上康之先生が取り上げられていました。

海洋温度差発電は、年間を通して冷たい深海の海水(深層水)と、太陽熱で暖められた海面近くの暖かい海水(表層水)の温度差を利用して発電するというもの。

右の写真が沖縄の久米島にある海洋温度差発電のプラントですが、2013年4月、沖縄県海洋深層水研究所が1年間24時間運転の実証実験が開始しました。

この発電が凄いのは化石燃料やウランを使わず、24時間安定して半永久的に電気を作るということ!
原発の危ない部分を排除し、良い部分だけを残した感じですね^^
天候にも左右されません。

今は最大出力50キロワットの小規模なプラントでの実験段階ですが、そのポテンシャルは、日本の海域だけで原発25基分もあるそうです。

日本が資源大国になる!日本が誇るメタンハイドレートの掘削技術

メタンハイドレート
現在エネルギー自給率4%(原子力を除く)の日本が、エネルギー大国になる可能性があります。

それが今実用化に向けての技術を開発中のメタンハイドレート

別名「燃える氷」とも言われている、海底奥深くに眠る資源です。

それが日本近海だけで、日本で1年間に使う天然ガス100年分は眠っていると言われているんですね。

メタンハイドレートの存在は世界中で確認されていますが、世界で初めて取り出したのは日本です。

2013年5月26日の「夢の扉+」で、JAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)が行っている愛知・三重県沖の開発現場が紹介されていました。

石炭火力発電の導入で、エネルギーコストと環境はどうなる?

政府は、今後石炭火力発電所を容認する方針を決めました。
石炭発電の割合を増やし、2019~2021年度には計260万キロワットの電源を調達するす計画なのだそうです。
今までは事実上認めない方向だったのですが、180度転換したわけですね。

「石炭」というと、昔の燃料という感じがしませんか?^^
そして、ものすごく環境に悪いというイメージを持っている人も多いと思います。

今、石炭発電を増やす方向に舵を切るのはどういうことなのか、色々調べてみました。

太陽光発電への投資が鈍化するかもしれない問題

去年始まった再生エネルギー固定買い取り制度。
初年度の2012年は太陽光の場合で、20年間かけて1kwh 42円で買取という内容から始まりました。
そして2013年の新年度が4月から始まりましたが、新しい年度は38円となりました。

引き下げられたのは太陽光だけで、風力・中小水力・地熱・バイオマスの買取価格は据え置きです。

参考:買取制度 買取価格・期間等 | なっとく!再生可能エネルギー

太陽光発電は、固定買い取り制度が始まってから普及のペースが伸びてきています。
2012年度だけで全国で4.7ギガワットが買取制度の認定されたんです。
その電力量はなんと、原発5基分とのこと!

まあ、原発5基分と言っても最高出力のことで、安定性の問題もあるかとは思いますが、凄い電力量を生み出しているようです。
夏場の日差しが強い時には ピークカットの期待ができるかもしれません。
屋根も土地も持っていない人もできるような、メガソーラーへの分譲投資も出てきています。

ただ、裾野が広がる一方で、課題も出てきているようです。
3月28日放送のWBSで紹介されていました。

原発再稼働の前に、核のゴミはどうするの?

"脱原発"か"原発推進"かという議論は、福島第一原発と同じような事故にならないかどうか、原発施設自体の安全面からの議論になることが多いと思います。

では、仮に安全性が格段に上がったとして、どんな地震にも耐えられることが証明されたとしたら、それで再開しても良いのでしょうか?

原子力規制委員会は、原発の安全性を審査する新しい基準を作り、電力会社は再稼働に向けて申請したりしていますが、僕は、安全面だけが確認できれば良いとは思っていません。
核のゴミをどうするのかが決まっていないのが一番の問題だと思っています。

原発を使い続けると核のゴミが増え続けるのですが、日本では、核のゴミをどう扱うのか、それがフラついている状態なんです^^;

この辺、目新しい話ではないのですが、まだまだ知らない人も多いと思うので、核のゴミって何なのか、説明します。

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